高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 世の中、捨てたものじゃない

1月18日日曜日、1週間前の1月11日に出場した宮古島100kmワイドーマラソンのスタートが午前2時過ぎ起きだったので、今週くらいはゆっくり寝て、夜に自宅近くの大阪城公園を2周半して約15km程度、ナイトランニング。
外周を2周走った後は、締めに内周を走って、大阪城を下から眺める。
いつみても大阪城、立派な佇まいだ。日中は日本人というよりアジア系の観光客がバスで大挙して訪れている姿をよく見るので騒がしいのだが、夜はひっそりと静まり返り、暗闇の中にライトアップされて浮かぶ姿が雄大だ。


その後、休憩がてら、お堀の石垣に登って、日曜日の大阪の夜の街を眺める。
1週間前に100km走った後の疲れは全く残っていない。今日も快適に走る事ができた。100km走った筋肉痛も治り、超回復でまた強くなったことだろう。とても嬉しい。


大阪城公園を出てNHK大阪放送局前の掲示板で、NHK連続テレビ小説マッサン」のポスターが後半の北海道余市版にリニューアルされていた。
毎週土曜日に1週間の放送分を纏めて観ているが、ちょうど来週からマッサンのモデルになった竹鶴政孝が「ニッカウヰスキー」を創業した北海道の余市に物語の舞台を移す。
サントリーにて日本産のウイスキーを作ったものの、その頃はまだ売れずに、日本人には認知されないまま、サントリーを独立してしまったのがちょっと驚き。日本産のウイスキーを作って成功してから独立したワケではないんだ。この後、サントリーとニッカが日本産のウイスキーを世の中に広めて牽引していき、今日に至っているようだ。
しかし、ハマり役だったサントリーの創業者である鳥井信治郎をモデルにした鴨井欽次郎(鴨井の大将)役の堤真一が後半は出てこなくなるのがかなり淋しい。もっと堤真一の演技を観たかったなぁ。
世の中でも同じ淋しさを感じている人が多いようで、「鴨ロス症候群」というらしい。良く分かる。

そして、そこから自宅に帰る途中に思い掛けない事が起こった。
スマートフォンのランニングアプリである「Runtastic」のタイマーをストップした後、自宅まで近かったので、油断してウインドブレイカーのポケットに入れてしまったのが、運の尽き。
走った後の高揚感で注意力散漫になっていた上に、音楽を聴いていて、自宅のマンションの前でポケットからスマートフォンがポロリと落ちた音に気付かず、落としたまま家に帰って来てしまった。
シャワーを浴びて一服した後にスマートフォンが無い事に気づき、慌てて自宅前に探しに出たものの、スマートフォンが見当たらず。会社携帯電話を使って、何度も電話を掛けてみるものの全く繋がらず、打つ手無しで途方に暮れてしまった。
気持ち良く日曜日の夜に走って、明日からまた1週間頑張ろう!と思っていた気分が一転、最悪な気分で日曜日が終わってしまった。
翌日の月曜日、東京への出張だったのが、終始、紛失したスマートフォンの所在が気になって、気もそぞろで仕事が手につかず。
しかし、午後になって会社携帯電話に最寄りの警察署から吉報が!
どうやら昨晩スマートフォンを拾ってくれた方がいて、警察の落し物係に届いているとのこと。
こういう時のために、スマートフォンに名前と会社携帯電話の電話番号を記載したシールを貼付しておいて良かった。そして、拾って届けてくれた善良な大阪市民に大感謝!世の中、捨てもんじゃない。
自分も今後落し物を拾うような事があったら、同じことをしてあげよう、と心に誓う。
そして、大阪に来て約10年、財布やら、時計やら、携帯電話やら、スマートフォンやら、落し物が多過ぎる自分に喝!