高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 いぶすき菜の花マラソン:仮装ランで池田湖・菜の花畑・開聞岳を堪能

2018年1月14日日曜日、「いぶすき菜の花マラソン」当日。
指宿市内のホテルは取れずに鹿児島市内で宿泊することになったため、鹿児島駅前からのスタート会場まで行くバスに乗るために朝がウルトラマラソン並に早かった。
宿泊したソラリア西鉄ホテル鹿児島はとても良いホテルだったので、もう少しここでゆっくりしたかった。
真っ暗な鹿児島中央駅だけど、出場ランナーがたくさん集結。
乗車時間が1時間もあったので、眠っていけて楽だった。

スタート会場に到着した後、昨晩ご一緒させて頂いたミズカイさんとラン友の方々にお誘い頂いて、スタート地点近くの施設の部屋で待機させて頂く事が出来た。
通常であれば、スタート時間まで人混みの中でずっと待っていないといけないのだが、ここはソファもあってゆっくりでき、トイレも並ばずに済むので、かなり快適であった。これは大変有難い。
スタート直前にはこの大会への出場のきっかけを作ってくれた(エントリー期限最終日にギリギリエントリー)、会社の英会話レッスンのカナダ人講師とご挨拶。

今回は、年明け早々でのフルマラソンでファンランで行こうと決めていたので、今回もスパイダーマンでの仮装ランを敢行する事にした。
年末年始のダラダラで自己ベストなんて望めないし、フルマラソンなんてマジメに走っても面白くない。
そして、スタート前にラン友の方々とお互いの健闘を願った。
よく見る写真だが、自分も初めての参加。「シューズ円陣」というらしい。
なるほど、足だけならプライバシーに配慮せずにFacebookに公開できるし、これはいいかも…

老若男女、誰もが知っているキャラクターなので、沿道のお子様を中心に大人気。
さすがにフルフェイスの全身タイツの仮装で走っているランナーはおらず、凄い目立つので、反対側からも遠くからも「スパイダーマン、がんばれー」と声援頂けて嬉しかった。
大阪マラソンではさすが関西人、沿道の方々のリアクションが良くて応えるのに大変だったが、こちらはびっくりされて唖然とされている方も多く、地域性を感じて面白かった。
でも、子供達のリアクションは共通だ。

スタート直後からアップダウンの連続。噂に聞いていたが、さすがなコースだった。

そんなコースを越えた先に出てきたのが、池田湖に一面の菜の花畑、そしてその先にはシンメトリーで美しい山容の開聞岳。素晴らしい長めだった。この景色を見るために、みんなこのマラソンに出場しているんだ。


池田湖を過ぎた後も開聞岳を見ながらのラン。最高の気分。

開聞岳を過ぎた後は、有名らしい黄色いハンカチや足湯や焼酎が出るエイド、叱咤激励してくれる名物おばちゃんが地点を過ぎた。これだけいろいろなイベントがある大会も珍しい。

終盤の海岸沿い。景色が良くて気持ち良いコースだった。

そして、38km過ぎの最後の登り。緩やかなのだが、距離が長いので、終盤にこれはキツイ。

指宿市の温泉街を走ってゴールへ。
直前の長い登り坂を走って登ったためか、ガス欠でハンガーノックなのか、頭がボーっとしてしまい、一気にペースダウン。
こんな格好をしていて歩いていては情けないので、ゴール直前なのにエネルギーを補給して再スタート。

ゴールの陸上競技場内に到着。こんな格好で走っている自分に対して、呆れている方々が多かった。
無事、スパイダーマンでゴール!


ゴール直後は、日曜日中に帰阪しないといけなかったので、指宿から鹿児島空港までの距離を考えるとかなり焦っていて、写真を撮るのも忘れていて、スタート前にご一緒していたラン友の方々の完走を見守る事もできずに早々に会場をバスで離れた。
鹿児島市内に戻ってホテルで荷物をピックアップ後、西鉄ソラリアホテル鹿児島の1階が鹿児島空港までの高速バスの乗り場であった事もあって、ギリギリ間に合って日曜日中に無事帰阪できた。良かったぁ。
初めて地元・岐阜の高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンと、第2の地元・大阪の大阪マラソン以外の土地で仮装ランをして、地元の方々に喜んで頂いて触れ合いという面では成功したが、この大会の醍醐味であるエイドでの地元のおもてなしを受けるという面では大失敗。
このマスクでは充実したエイドで何も食べられなかった…
そして、タイムは、ギリギリサブ4。
アップダウンばかりの日本屈指の難コースに、スパイダーマンで臨むという無謀な事をしてこのタイムなら上出来だった。
2018年は良いスタートが切れた。