高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

うつくしまふくしまジャーニーラン:前半123㎞、無事完走!

2020年9月19日土曜日17時、「第3回うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン」123㎞、南相馬市サンライフ南相馬をスタート。

前半の参加人数は150名程なので、すぐに集団走はバラけ始めて、10㎞に至る前には暗くなってきて、ヘッデンを装着してのランニングがスタート。

延々と交通量が多い幹線道路沿いをランニング。

20㎞を過ぎたところで幹線道路を外れて最初のチェックポイントの相馬市のスーパー脇のエイドに到着。

ここを過ぎると、人気が少ない道になり、峠越えで登りが始まる。

ここから次のエイドまで約28㎞、真っ暗で峠の登り道のこのコースがとても辛かった。

夜にこういう峠越えコースを走らせるのは、如何にもスポーツエイドジャパンらしい。

過去2回出場したみちのく津軽ジャーニーランも同じ設定であるのを思い出した。

途中、その過去2回のみちのく津軽ジャーニーランで知り合ったオオニシさんに追いついて、途中の自販機で休んでいたところで同じペースになったので、伊達市霊山こどもの村入り口49㎞には一緒に到着した。

ここのエイドに到着したのは23時半で、スタートから6時間半もかかっていた。峠越えの長い登り坂を最初は走って登っていたが、最後まで走れずに歩いてしまったためだ。情けなかった。

ここでカレーで腹ごしらえ。美味しかった。

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峠の長い登りが終わり、一気に下り坂を駆け下りた。

ちょうど60㎞の辺りでコンビニがあって休憩。その後も延々と道なりに走っていくと、70㎞手前の下り坂の先に目指す福島市の街並みの灯りが見えてきた。

20㎞以降、ずっと真っ暗な峠か人気の少ない道を走って来ていたので、その灯りが見えた時には、同じペースのランナーの方々と一緒に盛り上がった。

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70㎞を過ぎると下り坂が終わり、福島市内の市街地を進んだ。

75㎞を過ぎて福島駅前の繁華街を走り、第3チェックポイントの福島市JR福島駅76㎞に9月20日日曜日の午前3時半過ぎに到着。

いやはや、長かった。第1と第2チェックポイントの間が28㎞、第2と第3チェックポイントの間が27㎞と間隔が長い。でも、これがジャーニーランだ。前半はチェックポイント間が長く、後半はチェックポイントの間隔が短くなっていく。

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福島駅の前には、福島県出身である、古関裕而さんの銅像がある。

古関さんといえば、今のNHKの朝の連続ドラマ小説「エール」の主人公だ。

これまでのNHKの朝の連ドラに無かったような試みをしていたりなどして、自分もずっと観ているので、ここには是非来てみたかった。

123㎞を通して見所が少ないコースの中でのハイライトのひとつだ。

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深夜の福島駅前を再スタート。
一緒に再スタートした富山のサイトウさんとお話しながらゆっくりラン。

しかし、夜が明け始めて85㎞を過ぎた辺りで自販で水分補給して立ち止まったらついて行けなくなってしまい、置いていかれてしまった。

福島市から二本松市に入る前辺りから沿道沿いにはコンビニがたくさんあって休むところがたくさん。

ボッチランになってマイペースで、コンビニで休みながら前へ進み、二本松市へ入った。次のエイドはまだか。

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90㎞を過ぎて、94.6㎞の二本松市 智恵子記念館前の第4チェックポイントに到着。

ここは詩集「智恵子抄」で有名な詩人・高村光太郎の妻、智恵子さんの生家がある場所だ。

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残り約30㎞。

ここまでダラダラペースだったので、最後の30㎞はしっかり走ろう!と心に決め、気合を入れ直して、二本松市内の市街地の交通量の多い幹線道路沿いを走って前へ進んだ。

そして、良いペースで走る事が出来、最後の第5チェックポイントの本宮市 JR本宮駅108㎞に到着。

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残り15㎞。ここもまた幹線道路沿いを道なりに延々と南下して走った。

こういう何もない幹線道路を延々と走らせるのもスポーツエイドジャパン主催の大会らしいコース。

先週の日本100マイルクラブさんの太陽の道ウルトラマラニックなどの入り組んで分かりにくいロストしながら進むコースとは大違い。

「主催者によって特徴があるなぁ」と思いながら前へ進んでいた。

しかしながら、最後のチェックポイントを過ぎた辺りから体力が持たず、走る事が出来るものの歩きも入ってペースダウン。

これも自粛期間で鈍ってしまった事で走力が落ちてしまったなぁ・・・とガッカリ。

ようやくゴールがある郡山市へ入った。あと少し。

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120㎞を過ぎると、前方に郡山駅前のビッグアイが見えてきた。

以前、仕事で郡山駅に来た時に見た覚えがあったので、ゴールが見えて嬉しかった。

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新幹線などの高架下を走って、階段を登ったところにあるゴール地点、郡山市 まねきの湯に到着。

ゴール直前には後半127kmに出場予定のアシダさんと偶然再会。自分は前半コースの完走を共有し、この後の後半スタートに向けてエールを送った。

後から知った事だが、アシダさんは昨年の後半127㎞で女子1位だったとのこと。凄い!

そして、2020年9月20日日曜日11時半頃に、無事、ゴール!127kmを完走!

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完走タイムは、18時間32分。

半年振りの超ウルトラマラソンで完走は嬉しいが、完走は当たり前として、福島駅を出た後半辺りからイマイチな走りで、満足の行くランが出来ずにダラダラしてしまって、とてもではないが、1週間前の太陽の道ウルトラマラニックでの失意を払拭できるものでは無く、この半年間での走力の衰えが垣間見えてしまったのが残念だった。

仕方が無い。これが今の自分の実力だ。少しずつ、新型コロナウイルス蔓延前の状態に戻していこう。

ゴール後は、こちらもみちのく津軽ジャーニーランや小江戸大江戸200kでご一緒した、後半に出場予定のワカバヤシさんがゴール直後の自分を見つけてくれて声を掛けて頂けた。とても有難かった。

ゴール地点がスーパー銭湯なのが本当にうれしい。疲れた身体を癒すためにすぐに温泉に入って疲れを癒し、スーパー銭湯ならではの仮眠スペースにて、夜通し走ってきた眠気を取るために仮眠。

サッパリした後に完走の達成感を味わいながらの仮眠は本当に幸せなひと時だった。

仮眠スペースでゆっくり休んで荷物を整理した後は、後半の14時スタートのランナーを見送って、郡山駅へ。

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郡山駅東北新幹線で向かった先は北上しての仙台。

この時間なら余裕でこの日中に帰阪出来るのだが、せっかく来たし、翌日は祝日なので、仙台を堪能しようという魂胆だ。

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昨晩のカレーライス以来、まともな食事をしていなかったので、仙台駅で購入した「鮭はらこめし」を食べて、仙台市内の定禅寺通り沿いのホテルにチェックインして寝て休息した後の夜は、国分町でこちらに来て2回目の牛タンを堪能して就寝。

完走も出来て、大好きな牛タンも食べられて最高の日だった。

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