高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 最近読んだ本達

ブクログ、更新しました!
http://booklog.jp/users/kohki3103609

コーチングの技術 (講談社現代新書)

コーチングの技術 (講談社現代新書)

以前に購入したものの「積ん読」状態になっていたこの名著を読了した。
最近、後輩の指導で悩むことが多いので、コーチング入門編とも言えるこの名著はとても良い指針になった。
一番参考になったのは、第3章の後輩が相談しにきた時のケーススタディだ(こういう場面は実際似よくあるので)。
まずは、対象者に普段から関心を寄せていることを示すためにラポールを形成して会話に導入し、現状の確認・問題や課題の特定をして、対象者と共に対象者の「望ましい状態」をイメージする。その後、解決方法を2人で検討して、その課題達成の為のプランを構築する。最後に、プランがプランのままで終わらないように、対象者に行動することを促してエールを送り、適宜フォローしていく。その適切な方法が詳細に描かれていて、「よし!やってみよう。」と思えることができた。
仕事の中で、コーチングを含めた他者とのコミュニケーション能力の醸成は永遠の課題だと思う。他者は須らく自分の思い通りには動かない。このことを認識した上で、この難解なスキルを身につけるためにもこれからもコーチングには積極的に取り組んでいこう。
そうすれば、他者に自分の思いが伝わって、他者が理想的な行動をお越してくれた時、相当な喜びが訪れ、他者ともその喜びを共有できるだろう。
個性を捨てろ! 型にはまれ! (だいわ文庫)

個性を捨てろ! 型にはまれ! (だいわ文庫)

ドラゴン桜」「エンゼルバンク」などで好きな漫画家である三田紀房の著書。
ドラゴン桜」の桜木並みに生き方の真理をスバッと言い抜くので、本当に気持ち良い。
とにかくドッグイヤーばかりが出来た本なのだが、結局、著者が言いたかったのは、本の題名の如く、最初は個性や才能なんて捨てしまい、成功するための「型」にハマれ!と言い放っている。
確かに。ノーベル賞を受賞した利根川進先生もこうおっしゃっていた。
「創造と模倣は異なる。しかし、創造は模倣からはじまる。」
成功の型を知り、他人からパクってそれを応用する。
元来、日本人はそれを実践してきたじゃないか。漢字などの文化然り、ラーメンやカレーなどの食事然り。
俺もそれを今後意識して生きていこう。それを教えられた名著だった。
50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社+α新書)

50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社+α新書)

ベストセラーになっている、実際にアンチエイジングに成功した南雲医師の著書。
やはり、医師のおっしゃることなので、本の内容に説得力があった。
1番感銘を受けたのは、「病気を憎み、自分の運命を恨むのではなく、病気を起こした自分の行いやその行いを起こした心を反省して改善しろ」ということ。
そもそも癌細胞は悪者ではなく、悪いのは我々の生活習慣なのである。
癌細胞を忌み嫌って憎むなんてことはおかど違いであり、その原因は自分の生活習慣にあるので、自業自得ってことなのだ。
アンチエイジングや健康な身体の維持をしたいのであれば、結局は「食事の内容と生活習慣を帰る」と南雲先生もおっしゃっている。
今、病気が無いことが健康である訳ではないので、これからも喫煙や暴飲暴食などの不摂生は止めて今の状態をいつまでも継続してこうと心に決めた。
しかし、先生が薦めるゴボウ茶。
早速買ってきて飲んでみたけど、う〜ん、マズイ!
四畳半王国見聞録

四畳半王国見聞録

大好きな作家である、森見登美彦の作品。
好きな作品である「太陽の塔」「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」などのようなモテない故に卑屈な京都大の大学生の毎日が描かれた話かと思ったら、最後まで訳が分からない話だった。
これは、最初は読者に迎合して一般向けな作品を描いて固定ファンを築き、その後は自分の好きなように思いのままに作品を描くがが故に読者がついていけなくなる、それでも固定ファンは作者が好きなので作品を買い続けるというよくある傾向だろうか。。。
話の内容はついていけなかったけど、古風な著者独特な文体は健在で、普段使わない言葉が散見されていて、辞書で言葉を調べながら読むので、語彙力の勉強にはなかった。
今回の作品は残念だけど、次作に期待。