高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 錦織圭、楽天ジャパンオープンテニス優勝!

10月5日日曜日、楽天ジャパンオープンテニスの決勝戦
決勝の相手は、2年前に初優勝した時と同じ相手のカナダのミロシュ・ラオニッチ
準優勝した先日の全米オープンテニスの4回戦でも戦った相手だ。
ラオニッチ選手は、錦織選手と同世代のライバルなので負けられないのだが、230km近くのビックサーバーなので苦戦必至だ。
錦織選手は、先週、クアラルンプールで開催された、マレーシアオープンテニスで優勝。

そのまま休みなく帰国してこの大会に参加しているために疲労はピークで、決勝まで勝ち上がった後のインタビューは、疲労困憊の苦笑いでとても痛々しかった。
そんな満身創痍状態であるにも関わらず、ラオニッチを破って、2年振りの優勝!
全米オープンテニス準優勝の快挙から、たくさんの日本人に期待されて相当なプレッシャーであっただろうに、日本人の期待に応えて本当に凄いことだ。

勝った後、あまりの疲れと感動で思わず涙しながらコート上に倒れこむ。
この姿には、本当に感動した。

そして、コーチのマイケル・チャンやダンテ・ボッティーニがいる陣営に駆け寄る。

疲れとプレッシャーに勝っての優勝のスピーチ。
やはり日本人なので、日本で勝つ事に相当思い入れがあった事による涙だったようだ。

ラオニッチ選手も3年連続で日本に来てくれているのに、3年連続の準優勝の憂き目に。
準優勝インタビューでは、錦織選手のここまでの快挙を讃えると共に、以下のジョーク交じりのコメントで苦笑いをして、場内のテニスファンを沸かせた。

Thank you for the tournament, but to be honest I'm sick of being finalist here three years in a row.
「ありがとう、でも、正直言うと、3年連続の準優勝に嫌気が差してしまう(ウンザリしてしまう)」

本当に素晴らしい若者だ。
これに懲りずに、来年も是非日本に来て欲しいし、これから錦織選手と共に応援していこう。

しかし、テニスプレイヤーって本当に大変であることを錦織選手がトップ選手に並んだ事で初めて知った。
有名な四大大会以外にも、楽天ジャパンオープンテニスのような大会が世界各地で開催されており、選手達は1年中、それらの大会に参加してATPポイントを稼ぐ事で世界ランキングを上げて戦っている。
錦織選手もこの後すぐに上海オープンテニスに向かうそうだ。
ハードなスケジュールだ。少し休養した方が良いのではないか。怪我だけはしないで欲しいところだ。
そして、12月に世界ランキング8位以内だけでその年の世界一を争うATPワールドツアー・ファイナルというのが開催されている事を知った。
これまでこの大会に日本人が絡む事がまず無かったので、こんな大会があるなんて今まで露知らず。これも錦織選手の活躍のおかげだ。
テニスは、全米オープンテニスで今年は終わりだと思っていたが、年末に向けてまた楽しみがひとつ増えた!