高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 休む事は弱さには繋がらない

3月15日火曜日、小江戸大江戸200kから1週間が経って回復した事もあって、ランニングの割合を通常に戻そうと思い、通っている心斎橋のジムで約2週間振りに筋トレ&トレッドミルでのランニングをした。
筋トレをした後、トレッドミルでこれまで通り5分/kmでランニングを始めると、左足のふくろはぎに違和感が。
そういえば、この日は仕事をしている時から左足のふくろはぎが張っていた。
「左足以外は余裕だし、そんな違和感があったとしても走るのを止めるワケにはいかない。練習だしムリをしよう。これを乗り越えればまた足は強くなる。」と思って走り続けていると、ちょうど35分(7km)走ったところで、左足のふくろはぎに急激な痛みが走り、走るのを止めた。
これは足がつったというヤツではないか。
高校で水泳部だった頃は何度かこむら返りをした事があったが、ランニングで足をつる(こむら返り)のは初めて。
これまでの数多くのマラソンの中で、エイドステーションで塩分を摂取した経験は無く、その傾向があったことも無かったので、自分はてっきりランニングで足をつる体質ではないと思っていただけに、これは衝撃だった。
こむら返りは発汗により身体の電解質バランスが異常になった時に起こる一過性のふくろはぎの腓腹筋の痙攣なので、アキレス腱伸ばしのスタイルで伸ばしていれば治ると思っていたが、一向に痛みは治らないので、あと5km走るつもりであったが、ここで取り止め。
左足を庇いながらの変な歩き方で帰宅して、湿布を張って寝たものの、翌朝になっても症状は続いていた。
「これはこむら返りではなく、肉離れなのではないか・・・」
と心配になり、昼休みに会社近くの整形外科を受診してレントゲンを撮って診察してもらった。
その結果、疲労骨折や肉離れの所見は無く、ほっとひと安心。一時はしばらく走る事もできないのではないかと不安で仕方なかった。
ただのこむら返りであり、その後遺症による痛みが残っているだけとのことで、鎮痛薬の内服と鎮痛・抗炎症作用の外用剤を貼付して安静にしていれば直に治るとのこと。
その後、安静にしていたおかげで、少し張りを感じるものの、歩くのには全く支障は無い程度に回復したので、3連休にランニングを再開してみる事にした。
19日土曜日はジムのトレッドミルで11km/h(5分30秒/km)という遅めのペースで60分走って11km、20日日曜日は本来であれば早朝ランニング20kmに出掛けるのだが、まだ走り出すと左足ふくろはぎに違和感が残っていたので、大事を取ってここは控え、ふくろはぎの調子を確かめながら大阪城を1周だけ5km、21日月曜日はジムのトレッドミルで軽めの6km走り、3連休はリハビリランに徹した。
ただ月曜日の時点で、走っているとまだ違和感は残っており、本調子ではなかった。完治までもう少しだ。

やはり、今までに無かった事が起こってしまった背景には、少なからず200kmという超長距離を31時間もかけて走り続けたという初経験の影響があるものと思われた。
自分の身体を丈夫だと過信する事なく、今後は運動前の水分・電解質補給とストレッチを欠かさないようにして、今回のような普段とは異なる予兆がある場合は無理せず休む勇気を持とう。
面白かったのに3月で放送が終了してしまって、再び放送が開始される事を切に願う、NHK BS1の「めざせ!2020年のオリンピア」で柔道の元オリンピック金メダリストの塚田真希さんが、怪我をしている時でも力が衰える事を恐れて無理して練習を続けている未来のオリンピアン(10代の若いオリンピック選手候補)に仰っていた言葉を思い出した。

手首が痛いときに無理やり柔道をやっても技は出来上がらない。むしろ壊れてしまう可能性がある。
だから、絶対無理はしなかった。無理して得することはない。
休むことは弱さにはつながらない

そもそも自分はプロのアスリートでもないのに、無理するなんてバカげているよなぁ。
趣味でやっているんだから、アスリート並みに追い込んで辛い練習をしたりして嫌いになってしまったら本末転倒だ。
せっかく一生打ち込む事が出来る、マラソンという自分にピッタリな生涯スポーツに巡り会う事ができたのだから、出来るだけ長く楽しむためにも、今は楽しくても程々で切り上げる事が重要だ。