歴史街道丹後100kmウルトラマラソン:暑さと碇峠の激坂に四苦八苦も、無事、完走!
2018年9月16日日曜日、歴史街道丹後100kmウルトラマラソン当日。
午前4時30分のスタートに向けて、午前2時前に起きて、民宿のお風呂のシャワーを浴びて眼を覚まそうとすると、民宿の主人から「マラソン前に風呂に入るなんてあり得ない」などと半ば呆れられて心配されるも、「そんなにヤワじゃないですから」とお願いしていつものルーチンをこなして準備をして、スタート&ゴール会場のアミティ丹後に民宿のマイクロバスで送ってもらうと、会場は暗闇の中でたくさんのランナーがテンション高く蠢いていて、異様な雰囲気になっていた。
自分は、いつもマラソン時に装着する、ジェルなどを入れておくためのFlip Beltを自宅に忘れてきた事が前日に発覚して焦っていたが、スタート前の早朝に関わらず、会場の売店が販売してくれていたので、とても助かった。
そんな不測の事態を切り抜けて、午前4時30分に歴史街道丹後100kmウルトラマラソン、スタート!
前半は、京丹後市の網野をスタートして、久美浜湾を1周して戻ってくる。
最初の難関である七竜峠。
スタート直後に登り坂が始まるものの序盤なので、楽にクリア。
下り坂を気持ち良く走って、久美浜湾の1周コースに入った。
明るくなってきて、60kmの部のスタート地点である久美浜市内も走る。
エイドステーションでは、大会後、台風で中止になった2017年の大会にエントリーしていたランナー向けに贈られて来る事になる丹後梨を振舞ってもらえた。
秋の味覚のほのかな甘みがとてもおいしかった。
久美浜湾の1周が終わる頃には、太陽が昇り始めて、暑くなってきた。
スタート前からこの日は暑くなる事を聞いていたので覚悟していたが、この時期特有の苦しい時間帯がやって来た。
そんな暑さの中で、再び七竜峠のアップダウンはキツかった。
前半なので、登り坂も頑張って走って登った。
七竜峠から網野町に戻るための小刻みなアップダウンのコースは、真っ暗な往路では分からなかった海岸線を眺めながら走った。
再び網野町に戻ってきた後は、暑さとの闘いだった。
陽が高くなるにつれて気温はどんどん上昇して、エイド毎で被り水をして凌ぎながらの苦しい展開になってきた。
50km過ぎの 第2関門である弥栄庁舎を過ぎると、いよいよこのコースでの最大の難関である、60km過ぎの碇高原に向けた坂道がやって来た。
かねてより噂に聞いていたが、その激坂振りは納得の辛さと長さで、登りながら笑えて来た。
これまで数多くの激坂を経験してきたが、その長さでは一番か。
高野龍神ウルトラマラソンの復路の登り坂もこんなカンジだったかも。
ここまでのアップダウンの多いコースと暑さで苦しめられていたので、ここは切り替えて歩き中心で前へ進む事にした。
「ここを走って登る事ができたらすごいだろうなぁ・・・」と自分の走力の無さにガッカリしながらも前に進み、碇高原の最高点にある70km過ぎの第3関門の碇高原管理事務所に到着。
約10kmに亘る登り坂をほぼ歩いてしまったために、第3関門の到着が制限時間の1時間前。
このコースの最難関を無事越えられてひと安心したものの、「この調子では、この先、制限時間オーバーにならないか。」と不安になり、再スタート。
登り坂でのロスを取り戻すべく5kmに亘る下り坂を一気に駆け下りて、80km以降は丹後半島の海岸線コース。
ここからはアップダウンも小刻みで、登り坂で走れずに蓄えていた体力を一気に開放。
ここまでの不調が嘘のように快調に飛ばして走り、どんどんペースダウンしているランナーや途中から合流する60kmの部のランナーを抜いてランナーズハイになり、最後の最後で満足のいく走りができた。
そんな快調なペースで飛ばして、無事、網野町に戻ってきた。
ゴールが近づいてくると、ボランティアや町民、参加ランナーの応援の方々がコース沿いで大歓迎で迎えてくれた。
そして、無事、ゴール!
2年越しの挑戦となった歴史街道丹後100kmウルトラマラソンを、無事、完走する事ができた。
暑さとアップダウンに苦しめられて、なかなか調子が上がらずに一時はどうなる事かと思っていたが、暑さのピークを過ぎて、アップダウンも落ち着いた80km以降に挽回して、ようやく満足のいく走りが出来たのは嬉しかった。
やはり、ウルトラマラソンは長丁場であるが故に、辛い時でもガマンして諦めずに前に進んでいれば必ずこういうドラマのような復活劇があって挽回できるから面白い。
そんな醍醐味のあるウルトラマラソンは止められない。
タイムは、80kmのハイペースで何とか碇高原の登り坂での遅れを取り戻そうとするも、12時間台での完走は叶わず、久し振りにウルトラマラソンで13時間もかかってしまった。
振り返ってみると、これまでで一番辛かったウルトラマラソンであった、2016年の村岡ダブルフルウルトラマラソンでの13時間43分以来の13時間台でのゴールであった。
初出場で、先に何があるかが分からず、ノープランで望んだのだから已む無しだ。
コースの難易度としては、村岡ダブルフル程ではなかったが、自分としては村岡と並ぶ辛さと言われている野辺山ウルトラのコースよりもキツく感じた。
碇高原の登り坂を登っている時は、
こんなトラウマ級な辛さはもう二度と…
と思ったが、完走後すぐに、
来年は2回目で先が分かるから、このコースを攻略出来るかな…
と毎度の事ながら思い始めてしまった自分の奇特さには笑えた。
今回は初出場の洗礼を浴びてしまったが、来年は2回目でコースも把握できたので、対策を立てられるし、先に何があるのかが分かる安心感で気分は楽だろうから、もうちょっと速く帰ってこられるかな。
こうして、2018年秋のマラソンシーズンが始まった。
歴史街道丹後100kmウルトラマラソン:ようやく丹後半島へ、2年越しの初挑戦!
2018年9月15日土曜日、歴史街道丹後100kmウルトラマラソン出場のために、新大阪駅前のバス乗り場からツアーバスで丹後半島の網野町にあるスタート・ゴール地点の会場となるアミティ丹後へ。
大阪に住んでいながら、関西地方で開催されるこの大会に出た事が無く、ようやくエントリーした昨年は台風で中止になってしまったので、2年越しの初挑戦となった。
今年も台風22号が発生してヒヤヒヤしたが、無事、開催となって安心した。
会場では、この辺りの名物である「ばら寿司」などを食べてゆっくりし、前日受付完了後は宿泊先である民宿にバスで移動して、同部屋のウルトラランナーの3人と一緒に食事と風呂に入って早めの就寝。
この大会に出場するにあたっての楽しみのひとつだったのが、参加Tシャツのデザイン。
昨年からランナーズウェルネス主催のウルトラマラソンでは、参加Tシャツが若者などに大人気で自分も好きなTHE NORTH FACE製になったのだが、そのデザインが大会名をローマ字で表記したのみのシンプルイズベストなデザイン。
これがTHE NORTH FACE製で無かったら手抜きでガッカリに思うくらい地味過ぎるので、参加ランナーの間では不評なのだが、地味が故に普段も着れて意外と重宝するので、自分としてはこれもいいかと気に入っていた。
各大会で同じデザインであるものの、大会名以外に色だけが異なり、例えば今年で言えば、4月のチャレンジ富士五湖は(明るい)青、5月の野辺山は(濃い)緑、6月の飛騨高山ウルトラは(くすんだ)赤、日光ウルトラは灰色だった。
本大会は昨年のデザインが(濃い)青色で、台風で中止になったのに重宝していた。
そして、楽しみにしていた今年は紫色だった。
それも明るい紫で、好きな色だったので、テンションが上がった。
野辺山のように、2年連続で緑色で、デザインが全く一緒という最悪な展開でなくて良かった。
これは今後のお気に入りTシャツになりそうだ。
全米オープンテニス2018回顧録
今年最後のグランドスラム、2018年の全米オープンテニスは、錦織圭選手と大坂なおみ選手が揃ってが大活躍。
錦織選手は今年はずっと苦しんでいたスポーツ選手最大の敵である怪我の心配なく、順調に勝ち進み、本来の強さを発揮して、ベスト8では同世代のライバルであるチリッチとの大一番を制しての勝利。
チリッチといえば、準優勝という快挙を果たした2014年の全米オープンテニスで決勝戦で負けた相手。
第1セットを取られ、第2セットも最初にブレイクを取られて4-2になった時は、「このまま一方的な試合で2014年の決勝の二の舞かなぁ」と溜め息が出たが、今回の錦織はここで終わらなかった。
暑くて心が折れそうな中に盛り返して、ブレイクバックして第2セットを取り、第3セットも連取。
第4セットも流れでこのまま錦織選手が勝利かと思いきや、チリッチが取り返して、フルセットにもつれ込む展開。
長い長いテニスの試合の中で、流れが行ったり来たりして本当に面白い試合だった。
そんな展開の中で2人共、疲労困憊の中に粘り勝ちしたのは錦織圭!
同じ全米オープンの場で勝って、本当のリベンジを果たしてのベスト4進出。凄過ぎる!
この大熱戦には深夜から朝の7時前に決着するまで大興奮した。
しかし、その後の準決勝でのジョコヴィッチ戦は、2014年の準決勝の再現とはならず、チリッチ戦で使い果たしたかの如く、粘り強さが見られず、解説の松岡修造さんのアツい解説も見られることもなく、一方的な展開であっさり敗退。
ジョコには先のウィンブルドンでも負けており、その後、彼はウィンブルドンを制して、怪我から見事復帰しての絶好調。
錦織選手が直近で勝ったのは4年前の全米オープン準決勝という相性の悪さで14連敗。
いつも錦織選手の高い壁になってきたが、今回もその壁は越えられず・・・
高校野球の金足農業然り、スラムダンクの湘北高校然り、ラスボス級の相手の前にあっさり負けてしまう展開で、とても残念だった。
どうやったらこの高い壁を乗り越えられるのか。
この結末は、錦織選手も暗中模索でどうしたらよいかが分からないだろうなぁ。
片や、ナダルのリタイアによる決勝進出だが、こちらも完全復活のデル・ポトロが決勝進出。
決勝戦は、昨年は調子を崩していてランキングを落としていたものの、今年になって完全復活を果たしたジョコヴィッチが圧巻の強さ。
絶好調の彼に勝てる相手はいなさそうだ。以前の絶対王者が完全復活だ。
デル・ポトロも、かつては怪我でランキング圏外にまで至った中で、ようやく長い時間をかけて決勝戦の舞台にまで辿り着いた完全復活には感動を覚えた。
そんな男子の結末よりも衝撃的だったのは、女子の大坂なおみ選手の日本人初のグランドスラム制覇!
ただ、涙ながらに憧れの選手への御礼と観客への配慮あるコメントをする20歳の王者と、審判に罵声を浴びせてラケットを壊す元王者。
紳士淑女のスポーツの象徴であるテニスにおいて、王者の品格とは何たるかを考えさせられる光景だった。
劣勢の中でイライラして冷静さが欠けている状況なので気持ちは分かるが、それをコントロールして冷静さを保つのがプロフェッショナルであり、王者たる者。
とにかく大坂選手の快挙に感動。
大雨の中にシャワーラン
2018年9月7日金曜日。
前日の夜、走ろうと着替えて外に出たら、大雨で断念。
「今週も無事終わったので今日こそは!」と思って、外を見たら警報が出る程の大雨。
「このやろう!2日連続で走ろうと思った時に降りやがって!」と憤りながら、雨の中でも構わんとシャワーランを敢行した。
先週土曜日に雨のトレランで泥だらけになって放置していたシューズを履いて走り、ついでにシューズの洗浄ラン。
さすがに雨が降っているので、深夜の大阪城公園内はランナーひとりいなかった。
台風21号の直後は立ち入り禁止でメインコースが走れなかったものの、倒木も撤去されて走れるようになっていて有り難かった。
この週は台風に北海道での地震にこうやって当たり前に暮らしていられるのが如何に幸せかを思い知らされた。
2週間前に北海道マラソンで札幌に、先週は嵐山に行っており、その土地の地震と台風による被害模様をニュースで見て驚いた。
日々の当たり前に感謝するのと共に、早期復興を祈念した。
台風21号襲来の夜に大阪城公園ナイトランニング
2018年9月4日火曜日は、台風21号が襲来したために、臨時在宅勤務になった。
午前中は「本当に台風が来るのか?」と疑いたくなるような天候だったが、それは正に嵐の前の静けさであった。
午後になると空が暗くなり、14時から15時は暴風雨のピークになった。
ビルの谷間に風が吹き荒れて、とにかく風による轟音が凄かった。
風速50m近くは出ていたそうで、自身が住むマンションが強風により揺れていたのには驚いた。
安全な家の中にいながら恐怖を感じた。
夕方を過ぎると、台風一過で雨もなくなったが、2005年から大阪市内に住み始めて、何度か台風がやって来たが、間違いなく一番の凄さだった。
在宅勤務を終えて、台風一過の夜に大阪城公園ナイトランニングに出掛けると、大阪市内を含めて関西地方全域に亘ったこの台風21号による大被害は、大阪城公園内も例外ではなかった。
大阪城公園内の木々が暴風雨によりたくさん折れていたり、根元から倒れた木が道を塞いでいたり、大坂市民のランナーの聖地がヒドイ有り様で、一部、立ち入り禁止になっていてショックだった。
こんな惨状は初めて見た。自然の恐ろしさを間近で痛感した。
こういう時こそ、我々の税金を投入して倒れた木々などの処理をして頂き、少しでも早く元に戻ることを願うばかりだった。
失意の日曜日に早朝ラン
2018年9月2日、前日の京都1周グランドトラバースがDNFという不甲斐ない結果に終わった後の日曜日。
完走していれば、気持ち良く朝を迎えられ、休足していたであろうが、案の定、後味が悪く、「もうちょい頑張れば、制限時間内に完走出来たかなぁ…」などモヤモヤして最悪な気分だった。
やはり、自分でレースを諦めるとこういう事になる。これは精神衛生上、良くない。
今回は経験不足なトレランだし、思い入れがあるレースじゃないので、まだマシだが、それでも完走後の達成感とは真逆な気持ち悪さが残る。
これを学びに今後は絶対に自分から諦めるのはナシにしようと心に誓った。
そんなモヤモヤを取り除くためにも、早朝5時に試合開始された全米オープンテニスの3回戦で錦織圭選手が見事シュワルツマンを倒してベスト16に進出し、女子の大阪なおみに至っては、3回戦にまで来た相手に対して、ダブルベーグル(6-0、6-0で1ゲームも奪われずの圧勝)、と日本人選手の快進撃を見届けた後、日曜日の早朝ランをレース直後なのに決行した。
2週間前と同様に、中之島の大川沿いの遊歩道をランニング。
途中、靭公園内を走って、靭テニスセンターを通った。
2週間後の9月14日から16日に、ここでテニスのデビスカップ(日本vsボスニア・ヘルツェゴビナ)が開催される。
観に行きたいけど、その3連休は丹後ウルトラなので、今年は難しい。
錦織選手は全米オープン直後のためか、相手国に強力な選手がいないためか、メンバーに入っていないようなので、まぁいいか。
その後は、中之島の大川沿いを走った。
途中にはオシャレな店が並ぶ中之島バンクスという一角があり、そこに2週間前に見つけて寄ってみたかったpatagoniaのアウトレット店を発見。
汗だくで入店するのは憚れたものの、せっかく来たので、中に入って何かを買おうとウロウロ。
アウトレットと言えど、やはりpatagoniaなので高額だった。
その中でも軽量のウインドブレイカーが手頃だったので、購入して、コンパクトに折り畳んで腰のFlip Beltに入れてランを再開することにした。
ショップの店員からは「トレイルランニングはやられるんですか??」と聞かれ、前日にトレイルのレースをDNFしているだけに、胸を張って回答出来ず、「まぁ、たまに・・・」と苦笑い。
中之島を走った後は大阪城公園を1周してラン終了。
しかし、これだけでは心の中のモヤモヤは取れず。あぁ、こんな経験はもうたくさんだ。人間は経験しないと学ばない。本当に良い学びになった。
京都トレイルグランドトラバース65:久々のトレイルランでDNF
2018年9月1日土曜日、久し振りのトレイルランニングに挑戦ということで、京都一周トレイルグランドトラバース65にエントリーしていた。
フルマラソンやウルトラマラソンへの出場を優先していたので、年に1回になりつつある2018年のトレイルランニングとして、今年はコレに挑戦。
嵐山をスタートして京都一周トレイルの北山コースを走り、鞍馬からはかつて初めてのトレイルランニングとして一度走った事があった東山コースを 走って山科の方に行くコース。
ただ、この約65kmのトレイルランニングは、普段、ロードしか走っておらず、トレランの経験が少ししか無い自分のようないランナーにとってはキツ過ぎた。
嵐山のスタート時から雨が降りしきる中で、初めての雨中トレランでスタート時から不安しかなかった。
登りではどんどん抜かれて登攀力の無さに自信をなくし、これまでのトレランでは走って駆け下りて挽回出来ていた下りでは、スタートから降り続く雨で足元が悪くて滑ってこけて怪我しないかが不安で満足に降りられなかった。これまで経験した下りでの気持ち良さは皆無だった。
疲労困憊且つメンタルをやられた状態で、第3チェックポイントの鞍馬には関門の30分前に到着という体たらく。
直前までペースが一緒だったお二人のランナーと相談した結果、このペースではより厳しい比叡山を登って17時の比叡山山頂・延暦寺のチェックポイントには到達出来ないと判断して、先へ進むのを諦めた。
ロードのレースの闘いやすさ、トレイルランニングの厳しさを痛感した1日になってしまった。
ウルトラであれば、ここをガマンすればまた好調の波がやって来るのが分かっているので、「これから盛り返そう!」となるのだが、ここまでにメンタルをやられていたし、この先にこれまでよりキツイ壁が待っていると思うと、そんな気になれなかった。
まだまだメンタルが弱い。良い勉強になった。
今回はトレイルランニングをなめていて、実力不足の他、この大会に臨む覚悟が出来ていなかったので、来年のリベンジを心に誓った。
しかし、昨年のビワイチ200kmの失敗も9月だったので、毎年9月は挫折の月・反省の月になりそうだ。
7月のみちのく津軽ジャーニーラン完走後、燃え尽き感があって全然走れておらずにダラダラしていたので、これで気持ちに「喝!」が入って良い機会だった。
それに、関門オーバーなら諦めがつくが、自分の意思でのリタイア宣言によるDNFの後味の悪さは相当なものであった。しばらくの間、「まだ行けたんじゃないか・・・」と後悔の念が消えなかった。こんな気持ちはもう二度と味わいたくない。
秋冬のシーズンのスタートで出鼻を挫かれてしまったが、この日のことは早々に忘れて、次で盛り返す!
北海道マラソン:4回目の完走も不甲斐ない結果に・・・
2018年8月26日日曜日。
日本で唯一の真夏のフルマラソン、北海道マラソンに今年も出場。
真夏には大会が激減するので、夏の練習のためと大好きな札幌に年に1回行きたいために2012年、2016年、2017年と出場して、今年ので4回目。
直前にダブル台風が襲来し、「今年も嵐を呼ぶ男健在か!?」と思われたが、台風一過のお陰か、太陽が雲で隠れて例年に無く涼しくて走りやすかった。
意外にも快晴になった。毎年、大通公園内はたくさんの花が植生されていて、とてもキレイ。こんな公園が近くにあって羨ましい。
今年もCブロックで、札幌のメインストリートはたくさんのランナーでごった返す中にスタート。
年に1回、この日だけ、札幌テレビ塔の電光掲示板がカウントダウン。
お馴染みのすすきのの交差点のニッカの看板の下もぞろぞろと通過。
札幌市内を走って、10km辺りで札幌駅に戻って来て、そこから中心部から離れていき、20kmからは勝負の新川通。
一直前に続く周りに何も無い片道約6kmをひたすら走る、ランナーにとって一番辛いところ。
自分はこういうコースに慣れているので、ここはそんなに辛くない。
ここは一番の勝負どころで辛いところでもあって、コース沿いでランナーを応援する方々がたくさん私設エイドで我々ランナーにいろいろなものを振る舞ってくれる。
自分はスイカを戴いた。
涼しくて走りやすかったハズが、30km過ぎでフルマラソンのペースで走ると発症する左臀部痛が再発し、大幅ペースダウン。
ゴール直前の北海道大キャンパス内も木陰があって涼しかったのに辛かった。
調子が悪いなりに「せめてサブ4を!」と思いつつも、ゴールの大通公園の手前の赤レンガの旧北海道庁の前で4時間になって万事休す。
昨年はサブ4で走れたのに、今年は不甲斐ない結果で情けないが、こういう日もある。
4回目の出場になるのに、夏のレースは本当に難しい・・・
1泊2日で慌ただしくも、夏の札幌を堪能。また来年。
Running Baseを利用して大阪城ナイトランニング
2018年8月22日水曜日。
仕事が終わりの夜、20時前に会社を出て、開発中の大阪城公園の中で新たにできた施設、大阪ジョーテラス内にあるRunning Baseの前で、サブ3などの他、ウルトラマラソンなどでも自分以上の輝かしいご実績を持たれていて、変態(良い意味で)である超ウルトラランナーのミズカイさんと合流。
昨年の9月にビワイチ(琵琶湖一周ウルトラマラニック200km)で、深夜で真っ暗の奥琵琶湖のエイドでお話して、たった5km程を一緒に走らせて頂いただけの知り合いなのに、大会後もFacebookで繋がっており、こうして一緒に走らせて頂く事になるなんてスゴイ。
ロッカーで着替えて、大阪城公園内を2周半、ゆっくりマラソン談義をしながら走らせて頂いた。
同じ価値観や趣味がある人とであればここまで話が尽きないかと驚いた。
全国の超ウルトラマラソンの話ばかりで、内容は傍から見たら変態の極みだ。
先月のみちのく津軽ジャーニーランは、元々はミズカイさんに誘って頂いて試しにエントリーしたら、全員当選で走ることになったのだが、誘ってくれたミズカイさんが残念ながら仕事や家族の関係でDNSになってしまい、それが相当悔しかったようだ。
ラン後は、森ノ宮駅の居酒屋で地図を見ながら自分の50時間に亘る奮闘記を共有させて頂いた。
初めて利用したRunning Baseはロッカーもシャワーも完備で意外と快適だった。また来てみよう。
高校野球でフィーバーした秋田県の金足農業の活躍には自分も感動した。
かつてはバントで小刻みに得点する作戦を展開するイメージが強い高校だったが、今年はプロ注目の投手がいる優勝候補になっていて、完全に高校野球の話題の中心になって、決勝まで進出。
高校野球に興味が無い方々も味方につけた地方の農業高校・金足農が、絶対王者の大阪桐蔭まで倒すような下克上があればドラマのような筋書きで面白かったのだが・・・
日曜日早朝ランイングで意外な発見
2018年8月19日日曜日の早朝ランニング。
・・・と思っていたが、二度寝してしまって、朝8時のスタートに。
大阪港中央突堤に向かおうと走り出したものの、念のためにこの日に来阪すると聞いていた毎年サマーソニックに行く地元・岐阜の友人2名が何時に来るのかを電話で確認したら、あと1時間で着くことが判明。
いつものように、大阪港まで行って折り返して来たら、とてもじゃないが1時間で帰宅できないので、Uターンして、中之島方面に行き、大川沿いを走ることにした。
これまであまり走った事が無かったが、いざ走ってみると、大川沿いは遊歩道が整備されていて走りやすいし、自分の会社が入っているビルを含めた高層ビル群が美しく、日曜日朝のひっそりしたビジネス街の雰囲気がとても良かった。
そして、大川沿いにはpatagoniaのオシャレなショップがあることを発見。
今度、ランニングがてら行ってみようか。
自宅に戻ったら、既に友人達はマンションの前で待っていて、汗だくの自分を笑って迎えてくれた。
友人には自分の週末のルーティンを乱されたが、お陰で新発見があったので、感謝。
友人達と自宅で合流した後は、本町のハードロックカフェで昼食を食べて、大阪港にある行ってみたかった「カフェ1923」に寄り、サマソニの会場である舞洲に向かう彼らを見送って、自分は大阪港駅で別れた。
そして、朝のランが10kmで終わったので、夜に大阪城公園ナイトランニング。
今日は、久々に友人と会えて楽しかった。
夜に、WOWOWで「ミックス」という卓球の映画を観た。
有名な俳優が出演していて、程々に面白かったので、ネットで検索していると、「ミックス」の宣伝ポスターに稲中バージョンがあることを発見。
稲中世代の自分も例に違わず大好きで、当時何度も観て笑わせてもらった伝説の漫画「行け!稲中卓球部」の井沢と前野、その他の部員達を久し振りに見られて、その懐かしさに感動した。
(実家に全巻揃っているので、読み返したくなった。)
地元の金華山でトレイルランニング
3日間だけのお盆休みは、地元の岐阜へ帰省。
2018年8月12日日曜日、地元の岐阜市で迎えた朝のランニングは、せっかく地元にいるので、子供の頃から馴染み深い金華山でのトレイルランニングの練習。
実家から約2km程走って金華山の麓の岐阜公園に着いて、少しだけ走って登った後は、山頂にある岐阜城に向けて直登する健脚者用の馬の背コースへ。
岩とその間に生える木の根が剥き出しで大変なコースなので、汗だくになりながら登ってひと休みした後は、一番楽な瞑想の小道を気持ち良くかけ降りてきた。
実家がある辺り。母校の小中学校もよく見える。
下山後、金華山の麓で今年のゴールデンウィークに会ったかわいい犬に会いに行ったのだが、その犬はいなかった。もしかして・・・否、この暑さなので、室内で飼われているのであろう。そう信じて、また次の機会に会いに行くのを楽しみにランニング終了。
トレイルなので、2時間近く走っていたのに、走行距離は10kmも満たさず…
この後、お盆休み恒例の墓参りで地元の墓地三件を回るハズが、Yahoo!ニュースで短時間記録降雨量110mが報道されるくらいのゲリラ豪雨に見舞われ、墓参りは1件だけで中止。
何だか両親に申し訳なかった。
でも、そのおかげで車内のカーナビで高校野球の今大会一番と思われる済美vs星稜の追いつ追われつのシーソーゲームをじっくり観戦。
大雨の音がうるさ過ぎて聞こえないので、テレビの音を大音量にして車内で盛り上がった。
最後は、済美の延長13回の逆転満塁サヨナラホームランという劇的な幕切れをリアルタイムで観られた。
[星稜vs済美] 延長13回 壮絶な激闘に!逆転満塁サヨナラホームラン!!!!
今、これだけ連日、甲子園が満員御礼で、特番がたくさん放送されるくらい、高校野球が人気がある所以を再認識した。
今年のこの激戦は、今後、毎年語り継がれる名勝負のひとつになるだろう。
高校野球での奇跡に感動
2018年8月5日日曜日。
前日の淀川花火大会でぐったりだったこともあって、暑さ控えめの早朝に起きられなかった上に、月曜日は朝5時起きで東京本社出張なので、大阪城公園を10km朝ラン。
朝7時過ぎなのにかなり暑くて、たった10kmでぐったりだった。
そして、この日から始まる高校野球の開会式を中継で見た。
今大会では第100回大会を記念して、毎試合、野球界のレジェンドによる始球式が開催されるとのこと。
開幕日の始球式は松井秀喜さんが行うとのことで、その始球式の直後の開幕戦を引き当てたのが、松井さんの母校の星稜高校という奇跡。
これが大会側の演出ではなく、偶然というから驚き。
星稜のOBから後輩へのボールのリレーに、そして後輩たちが勝った後の校歌斉唱を松井さんも一緒に歌っているシーンはとても感動した。
秋冬のシーズンに向けて、真夏の8月はランナーにとってはオフの月とはいえ、日曜日に走行距離がたったの10kmは少な過ぎるので、夜には大阪城公園を1周。
夜のライトアップされた大阪城を久し振りに真下から見て終了。
真っ暗な暗闇に雄々しく建っている大阪城。このベストスポットからの眺めはいつ見ても素晴らしい。
久し振りの淀川花火よりも・・・
2018年8月4日土曜日、ジムに行って筋トレ&トレッドミルでのランニング。
キロ5分で35分でのランは余裕で、いつも通り60分走りたかったが、この後に淀川花火大会を行くことになっていたので、早々に切り上げて十三に向かって河川敷の有料席でのんびり観覧。
久し振りに花火を約1時間、じっくり鑑賞した。
ただ、行きと帰りが花火の観客で大混雑&暑さで汗だくになってぐったり。
久し振りに人並みなことをして、逆にストレスと疲れが溜まってしまった。
やっぱりランニングが一番だ!
みちのく津軽ジャーニーランの代償
2018年7月14日~16日に開催された「第3回みちのく津軽ジャーニーラン」で、人生初の263kmを50時間かけて走った後。
その代償は大きく、筋肉痛だけではなく、外傷も負ってしまった。
履き心地の良さで愛用しているadidasのultra boostも、さすがに200km以上を一度に走るランナーを対象にはしていないようで、右足裏の靴擦れが広範囲で酷く、皮が再生するまでは大人しく休足しておいた。
7月24日火曜日から大阪城公園ナイトランニングを開始した。
約1週間振り且つ蒸し暑さで身体が重かったが、五所川原市を過ぎた辺りの日陰の無い酷暑のバイパス沿いを走っている時よりは全然マシだった。
それにしても、263kmの長旅は本当に辛かったけど、思い返せば「その辛さも楽し」だった。これは病気だなぁ。
2018年7月29日土曜日は、ジムにて筋トレ&トレッドミルにてランニング。
本当は翌日開催のアスクレップ主催の「世界ジオパークトレイルラン60km」に出場して、半年振りのトレイルランニングをしようと思っていたものの、みちのく津軽飯ジャーニーランで走り過ぎたこともあって体調が万全ではないので、ずっとテンションが上がらずにDNSにしようかを迷っていたが、週末の台風襲来で向こうから中止になった。
2017年も台風中止に3回も見舞われたが、2018年も早々に見舞われ、嵐を呼ぶ男は2018年も健在だ。でも、今回は良かったかも。被害に遭われた方には不謹慎だが・・・。
2018年7月29日日曜日は、トレイルが中止になったので、早朝ランニングとしていつもの中央大通沿いを走っての大阪港中央突堤折り返し20km。
異例な動きをした台風12号も深夜のうちに大阪を通り過ぎたので特に影響は無く、街中も風で自転車が倒れている程度だった。
暑さは無いものの、湿度が高くて汗だくで、しかも昨日、心斎橋のジム終わりに行ったアメリカ村の「いきなりステーキ」で食べたリブロースのステーキ300gが胃にもたれてぐだぐだだった。
よくこんなので2週間前に263kmも走ったなぁと思った。
ここ大阪港中央突堤に毎週走りに来るようになってから走力が上がり、今では263kmも走る事が出来るようになった。ここは自分のランニングの原点だ。そう思うとスゴいことで感動した。
帰りにはいつも寄る茨住吉神社で、みちのく津軽ジャーニーラン完走の御礼。
途中、ダイドーの自販機で大好きなmiuスポーツを飲んだ。
数あるスポーツドリンクの中で、これが甘さ控え目で一番好き。
道中、何度もお世話になったので、2週間前の死闘を思い出した。