高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 全仏オープンテニス、ナダルが脅威のV11!

2018年5月27日から6月10日まで開催された2018年の全仏オープンテニス。
日本期待の錦織圭選手は、ジャンビエ、ブノワ・ペール、ジル・シモンという地元・フランス勢に三連勝するというフランス人に恨まれるのではないかと心配になる活躍で完全復活を思わせたが、4回戦で決勝まで進んだオーストリアのドミニク・ティームに負けた。

そして、やはり本大会もクレー王者のラファエル・ナダルによるナダルにのための大会だった。
勝戦初進出のティームを一蹴しての11回目の優勝。
2005年から2008年まで4連覇、2009年だけスウェーデンのロビン・セーデリングに4回戦でまさかの敗退をしたものの(セーデリングはこの勝利で今でも話題になっている)、2010年から2014年まで5連覇、2015、16年は勝てず、2017年と2018年で復活という、誰にも真似できない信じられない実績を残している。
フェデラーと共に完全復活したレジェンドの今後の活躍が期待!

 えびす・だいこく100kmマラソン:2週連続の100km完走!島根ウルトラの神、リーチ!!

2018年5月27日日曜日、えびす・だいこく100kmマラソン当日。
前日と同様に、松江駅前から大会バスで美保関に移動して、朝5時、商売繁盛の神様、恵比須様を祀る美保関の美保神社をスタート。
100kmを漢字表記すると、「百粁」と書くのを初めて知った。


島根県ゆるキャラしまねっこ」、出雲大社の社を頭に被って、綱を首に巻いてかわいい。もっと人気が出てもいいと思う。


スタート直後、我々と違ったゼッケンをしているランナーがいた。
これは、本大会を10回以上完走したランナーに与えられる「えびす・だいこくの神様」で、永久ゼッケン番号になっている。
彼らに尊敬の念を抱きながら走った。

序盤は日本ジオパーク認定の島根半島北岸の自然が造り出す造形美を見ながら、漁村を巡るアップダウンが激しい海岸線のコース。
大自然を堪能しながらのランは楽しかった。


13km地点の有名な七類港。メテオプラザというらしい。近くに隕石が落ちたからだそうだ。


コースには、エメラルドグリーンの海に、須々海の洗濯岩や加賀潜戸という名勝地があった。


海岸線コースという事もあってアップダウンが多く、35km手前のチェリーロードや45kmの島根原子力発電所辺りで始まる片句の山越えという登り坂も序盤なので、頑張って走って登った。


50km以上に亘って走って来た海岸線コースが終わりを告げ、島根県の内陸部を走って、55km地点の鹿島エイドがレストステーション。
日中になって暑くなってきたが、太陽は雲に隠れていたので、暑さはそれ程気にならなかったものの、前半で登り坂を走って乗り越えたことで、体力が無くなってきて、60km辺りが一番辛かった。
70km手前で宍道湖沿いの交通量が多い国道431号線に出た時には、再び宍道湖を見られて感動。


ただ、ここから延々と約30km、超フラットコースが続く。
右手には一畑電車が走り、左手には自動車が走り、時には通り過ぎる自動車の助手席やバイカーが声を掛けてくれて嬉しかった。
また、一畑電車と並走することも。

75km地点の津乃森エイドでは、宍道湖しじみ汁を食べてひと休み。

80km以降は宍道湖を離れての市街地コース。
延々と出雲市内のフラットなコースを走っていく中で、ようやく目指すべきゴールである出雲大社の案内標識が見えてきた。
やっとゴールが見えてきて、ホッとした。

根気良く、粘り強くとにかく走り続けてようやくあと2km!


そして、観光客の数が増えてきて、縁結びの神様、大黒様を祀った出雲大社の大鳥居を右手に発見!ようやくここまで来た、感動!!

出雲大社に向かう神門通りを少しだけ駆け下りて、大社町交通広場がゴール。


ゴール後は、かき氷を食べて完走後の余韻に浸った。

完走タイムは、12時間21分。
序盤にあれだけたくさんのアップダウンがあるコースでは、スタート前に目標にしていた12時間以内の完走はやはり無理だった。
体力が最後まで続かず、後半のフラットなコースは苦しかったが、無事完走できて良かった。
野辺山ウルトラに続いての2週連続のウルトラマラソンという無茶をしたが、今月、萩往還250kmなどを走られたランナーの大変さに比べたら大した事ではない。

完走後の余韻と達成感に浸りながら、悠長にゴール地点のすぐそばにある日之出館のお風呂で疲れをゆっくり癒していたら、復路で予約していた出雲縁結び空港から伊丹空港への最終便の時間が近づいている事に気付き、せっかく出雲大社に来たのに参拝せず、タクシーに飛び乗って出雲縁結び空港へ(出雲大社には依然来た事があるし、独りで参拝するのは悲し過ぎるので、そもそも参拝予定は無かったが)。
ギリギリ最終便に搭乗出来て肝を冷やしたが、無事、帰阪する事が出来た。
慌ただしい1泊2日の旅であったが、これで島根県ウルトラマラソンを2大会完走出来、目指す「島根ウルトラの神」受賞に向けてリーチ!

 えびす・だいこく100kmマラソン:前日の松江・宍道湖・美保関観光

2018年5月26日土曜日、2週連続のウルトラマラソン島根県の2戦目となる「えびす・だいこく100kmマラソン」に出場するために、新幹線で新大阪から岡山に行き、そこから特急やくもで松江駅へ。
4月の奥出雲ウルトラおろち100km遠足の復路でも松江駅に来たので、この短期間に2回目の松江だ。


宿泊予定の松江駅前のホテルに荷物を置いて、前日受付会場である美保関に行くためのバスに乗るために、宍道湖沿いにある松江市役所へのんびり歩いて向かう事にした。
快晴の空の下の広大な宍道湖
宍道湖には来た事があったものの、こうやってゆっくり見たのは今回が初めて。
その景色の素晴らしさに感動と気持ち良さを覚えた。
宍道湖の周りは整備されていて、松江市民の憩いの場になっていた。
松江市民は身近にこんな素晴らしい場所があって羨ましい。




松江に到着して早々に宍道湖が日頃の疲れやストレスを癒してくれた。
のんびり歩いて松江市役所前に行き、そこから大会側が運用している定期連絡バスに乗って、島根半島の突端にある美保関へ。
対岸にある境港には行った事があったが、こちら側に来るのは初めて。
美保関町の港で前日受付完了。


この大会では出場ランナーから大会スタッフの方への感謝の気持ちとしてお土産制度という特有の制度があるので、自分も大阪のお土産を新大阪駅で買っておいて、この時に「明日お世話になります。宜しくお願い致します。」と言ってお渡しした。
お渡しすると、会場にいるスタッフの方全員で大きな声で御礼いただけた。
このお土産は100kmのコース上にあるどこかのエイドステーションのボランティアの方に配られて、そのエイドに到着した時に大きな声で応援してくれるそうだ。
結局、自分のお土産がどこのエイドに配られたのかはわからなかったけど。

前日受付終了後は松江に戻る定期バスの時間まで、美保関町に来たら必ず参拝するであろう有名な美保関神社へ立ち寄った。
ここは七福神の一人、恵比須様を祀っているそうで、ここをスタートして、大黒様を祀る出雲大社がゴールであるために、えびす・だいこく100kmマラソン、通称、えびだい、という事を初めて知った。



美保関の名物と言えば「やきいか」だそうなので、早速、神社の前の売店出雲そばと一緒に食べた。美味しい!

連絡バスで松江に戻った後は、まだたっぷり時間があったので、次に行ってみたかった島根県立美術館へ。
何故、芸術に興味の無い自分が美術館へ行きたかったか。
それは、奥出雲ウルトラおろち100km遠足に出場した時に宿泊した斐之上温泉の旅館で、このヱヴァンゲリヲン展がちょうどこの期間にこの島根県立美術館で開催されている事を知ったから。
ヱヴァ好きにとって、ここは行っておかないといけない。

宍道湖沿いにある島根県立美術館にとぼとぼ歩いていくと、入り口付近に目を瞑って佇む綾波レイの大きな姿が。これは俄然テンションが上がって来た。


入り口にはネルフのロゴがプリントされていており、当たり前だけど、写真は入り口まで。入り口にはエヴァ1号機の何分の一かのフィギュアが。
中ではヱヴァのテレビ版や劇場版のセルやキャラクターデザインなどが公開されており、劇場版のワンシーンを観ていると、ハマったきっかけとなった劇場版・序と、面白かった劇場版・破のを思い出して懐かしかった。
果たして、最後の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開はいつになる事やら。
ファンを待たせ過ぎて、どんどんみんな忘れていってしまっているからそろそろお願いしたいものだ。
(この後、7月に「2020年公開」が決定!嬉しいけど、待たせ過ぎ・・・)


美術館を散策した後はホテルに戻ってのんびり休み、夕方に再び宍道湖へ。
宍道湖に沈む夕陽は美しいと聞いていたからだ。
陽が沈み始める頃になると、自分と同じように宍道湖の夕景が美しいと聞いた観光客などが集まって来た。
確かに綺麗だ。
でも、この時期は宍道湖ではなく、宍道湖沿いの建物に沈んでしまったので、ベストな時期ではなかったようだ。


2週連続のウルトラマラソンなので、観光はこれで終わり。早々にホテルに戻ってのんびりして、部屋にマッサージを呼んで、身体をほぐしてもらって就寝した。

 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン:2年連続完走!・・・も最後に崩れる

2018年5月20日日曜日、星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン当日。
午前5時のスタートに向けて、離れた民宿から送ってもらってスタート&ゴール地点の野辺山駅前の南牧村社会体育館に到着すると、激寒。
昨年の猛暑で完走率50%未満という悪条件から一転、今年は午前5時の気温が2℃という激寒な中のスタートとなった。
あまりの寒さに会場で手袋を購入して、温かい飲み物で身体を温めてスタートを待つ羽目に。



後ろを振り向くと、八ヶ岳連峰が霧に包まれて山頂のみが顔を出していた。この山容もなかなか良い。


最初の5kmは、野辺山駅周辺のフラットな畑作地帯のコースをジョギング。
霧が晴れた雄々しい八ヶ岳連峰を見ながらのウォーミングアップだ。

JR鉄道最高地点の前を過ぎると、登り坂は始まる。

未舗装の緩やかな登り坂のトレイルコースが始まると、その途中からは彼方に富士山の姿が。
澄んだ青空に富士山が映えていて、その素晴らしい姿に感動を覚えた。
昨年は見られなかったので、こんな楽しみがあるのかと驚いた。



そして、前半なので快調に走って登ってコース最高地点に到達。
走って登れるくらいの斜度の登り坂なので、ここは本当に気持ちが良い。

スタート地点は寒かったものの、陽が昇るにつれて気温は上がり始め、日中になっても暑さは程々で、時折吹く冷たい風が我々の体温を下げてくれ、まさにウルトラマラソン日和。
八ヶ岳連峰の周りのアップダウンが多いコースを順調に走って、42km地点のレストポイント、八峰(ヤッホー)の湯に到着。

ここからは小海町や北相木村南相木村などを走るコース。
昨年は50km地点の小海中学校に到着した後からが暑過ぎて苦労したけど、今年は暑さは程々で余裕だった。
昨年、辛かったポイントであった北相木村の往復コースも、今年はそれが分かっていて覚悟できていたので、難なく乗り越えられた。

途中の民家の畑には、この時期が見頃のアヤメやルピナスが植生されていて、目が癒された。


村のおばあちゃん方も家の前で座って我々ランナーを笑顔で応援。ありがとう!

71km地点のレストポイント、滝見の湯の前はかなり急な坂。
この先にあるこのコースの最大の難関である馬越峠の前哨戦だ。


滝見の湯で着替えて再スタート。いよいよ79km地点からは馬越峠だ。

スタート前はここを走って登ってやろう!と意気込んでいたものの、今の自分の走力ではそんな余裕は無し。
ここまで頑張って走って来たので、ここは昨年と同様に速足で登る事に決めた。
何度か挑戦する中で、いつか走って登る事が出来るようになったいいが、いつになる事やら。
ガマンの登りで峠を登り切って、79km地点に到着。

登りで蓄えた体力を開放して一気に下り坂を駆け下りて、87kmの川上村原公民館に到着。
大会ゲストランナーの川内優輝選手が72kmの部に出場して、大会記録で優勝したそうだ。72kmを4時間台って信じられない。

ここまではとても順調に来たものの、残り13kmのほぼフラットなコースがとても辛かった。
毎度の事だが、胃をやられてしまって気持ち悪くなり、コースを外れて指を口に突っ込んで強制的にゲップをしていたら、住民の方が心配で「大丈夫か?」と声を掛けてくれ、お茶を頂戴する事になる始末。
脚力には自信があるものの、内臓は弱過ぎる。情けないなぁと思いながらペースがガタ落ちで、歩きも交えながら走って、残り1km地点に到着。

今年も無事、南牧村社会体育館前のゴールに戻ってきて、レッドカーペットの上を走ってゴール!

今回は昨年よりも涼しくてとても走りやすいコンディションだったのに、完走タイムは12時間38分。
昨年の完走タイム12時間51分から13分しか更新できないとは、これ如何に?という結果になってしまった…
昨年苦戦した60km辺りの北相木村役場の往復は走ることができて攻略出来たものの、この大会のハイライト、馬越峠を越えた後迄は良いペースだったのに、残り10kmで胃をやられ、気持ち悪さで足は生きてるのに満足に走れず、最後の殺風景な一直線の農道コースはかなり辛かった。
情けない不本意な結果で、完走後の笑顔もぎこちない。

だけど、今年も横綱級のアップダウンが激しい難コースを制し、カッコイイ完走メダルをゲット!
Facebookでこの完走メダルを見て、絶対にこのメダルを戦利品としてゲットしたかったので、感慨深かった。
大振りでどっしりと重量感もあり、数ある完走メダルの中でも1番かも。今年も100kmと自分に勝った勲章だ!

前日説明会で説明されていたイプシロンの称号を得ている偉大なウルトラランナーの方よりも少しだけ速くゴール出来たようで、光栄だった。

2年連続完走出来たものの、まだまだ攻略したとは言い難いので、来年の第25回記念大会も挑戦しよう!
しかし、大阪から野辺山は交通の便が悪い。
昨年は急遽塩尻で後泊する事になってしまったので慌てて帰路に着いた事で、何とか日曜日中に帰阪できたものの、新大阪着が23時30分過ぎとは・・・。


星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン:昨年と同じデザインの参加Tシャツにガッカリ

2018年5月19日土曜日、昨年に続いて2回目の出場となる「星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン」に向けて、長野県の野辺山へ。
大阪からの交通の便は悪くて時間がかかるのだが、2回目なので手慣れたもの。
大坂駅から新幹線で名古屋に行き、名古屋からはワイドビューしなの塩尻、そこから中央本線小淵沢に行って、八ヶ岳高原線野辺山駅に降り立った。

野辺山を制する者はウルトラを制す

西の村岡、東の野辺山

とウルトラランナーの間で日本屈指の難コースとして有名な本大会を今年も制したい!という想いから、また今年もこの地に来てしまった。


昨年は勢い余って朝イチで移動して、前日受付開始迄の時間を何もない野辺山駅の前で時間を持て余してしまったので、今年は遅めに出発。昨年はレンタルサイクルを借りて、JR最高地点のモニュメントなどを見に行ったものの、翌日のコースで通り過ぎるので、今年は見に行かず。
前日受付終了後は、2回目なので聞く必要はないのだが、説明会に参加するために、その開始時間まで周辺をブラブラ。
説明会会場の南牧村社会体育館近くにある牧場の土産店で実家へ送る土産を買って、野辺山高原らしいものを食べてゆっくり。

この日は天気が良くて、1年振りに見た八ヶ岳連峰は変わらずたおやか稜線で雄大な姿だった。

この大会では、10回完走者にデカフォレスト、20回完走者にユプシロンという称号が授与されるのだが、説明会ではそのユプシロンの方の説得力ある闘い方を聞いて参考になった。
しかし、こんな過酷なコースを10回に留まらず、20回も完走するなんて恐ろしいご実績。
自分も人生を通して走り続ける限りは本大会に出場して、デカフォレストを目指そうかな・・・

本大会の不便な点は、スタート&ゴール地点の野辺山駅辺りは宿泊施設が少なくて、ツアー会社で申し込むとそこから離れた民宿にバスで行かないといけないので、自由が利かないこと。
我々はこの地に旅行に来ているワケではなく、100kmを走らせてもらえれば満足なので、そんな不便さは気にならないけど。
ただ、酷かったのは、楽しみにしていたThe North Face製のレアな大会参加Tシャツが去年と全く同じデザインだったこと。
昨年からランナーズウェルネス主催のウルトラマラソンでは、スポンサーがThe North Faceになったからなのか、大会名を胸元に示しただけのシンプルイズベストなTシャツに変更になり、それはそれで普段でも着れるので気に入っていた。
今年は何色になるのかな、と楽しみにしていたが、上が2017年で、下が2018年。ほとんど区別がつかない。今年の方が色が濃いくらいか。しかも、昨年よりもペラペラで、背中の下にあった「NEVER STOP EXPLORING(探検をやめるな)」というThe North Faceのスローガンが書かれた文字プリントもなくなっていて、昨年からのグレードダウンが否めない。

 自転車通勤開始

2018年5月のG.W.明けからオフィスが北浜から肥後橋中之島に移転した。
中之島の高層ビルの新オフィスはかなり快適であるものの、自宅のある堺筋本町から遠くなってしまったので、最初は地下鉄で行ってみたものの、たった2駅なのに、人の多さにウンザリ。
なので、これを機にこれまで使用していたミニベロからクロスバイクに替えて、ビジネスリュックで通勤する事に決めた。
自転車で行ったらそれほど遠くは感じられずに快適で、近くには有料ではあるが、自転車置き場がたくさんもあって意外とアリだった。
夏の暑さ、冬の寒さが気になるけど、電車通勤よりは良い。
本当は通勤ランとかしたいけど・・・

 ネモフィラの青さに感動

2018年5月6日のG.W.最終日。
今年のG.W.は、各地で開催されている長距離マラソンに出られずにのんびりしていたので、最後の萩往還完踏の報告をFacebookなどで見て感化され、G.W.後半はほぼ毎朝走った。
G.W.最後となる日曜日の早朝ランニングとして、今が見頃のネモフィラが見たいということで、茨城県ひたちなか市国営ひたち海浜公園ネモフィラ畑を見たいのが本音だが、そんなところまで行くことはできないので、大阪で見られる場所は鶴見緑地公園しかなく、園内の風車の丘に向けてのランニング。
ただ、朝からかなりの暑さで汗だくで喉がカラカラ。
鶴見緑地に向かう10kmの間でコンビニに駆け込んで水分補給。
ファミリーなど最後の休みを楽しむために集まったたくさんの方々をかいくぐって、風車の丘に到着。
国営ひたち海浜公園程ではないものの、ネモフィラが見頃でとても綺麗だった。
この独特の青色は何て言うんだろう。大好きな色だ。






その他、マリーゴールドも満開で、こちらもとても綺麗だった。


鶴見緑地を離れた後、本当は生駒山中腹のつづら折りのツツジも見に行こうと当初は思っていたものの、今年のツツジの見頃はGW前半で終わってしまったということで取り止め。
生駒山に行くときに通る中央大通の近くにある、スーパー銭湯で疲れを癒すために向かうことにした。
鶴見緑地から大東市を通って向かった途中で、高校野球で春連覇の快挙を果たした大阪桐蔭高等学校の前を通った。なるほど、こんなところにあったのか。

スーパー銭湯の風の湯に着いた頃には、暑さにやられて20kmくらいしか走っていいないのに疲労困憊。
やはり、自分は暑さに弱いことを再認識。
こんなことでこれからのウルトラシーズンは大丈夫か、と心配なった。

スーパー銭湯で汗を流し、足裏マッサージのリフレクソロジーをしてもらった後、お馴染みの中央大通沿いを走って帰宅。
何だかんだで34kmのロングランになってしまった。
スーパー銭湯を出た後は曇り空に風が出てきて走りやすくなった。
やはり、暑かったとしても、一時の辛さに負けず、ガマンして乗り越えれば、必ず自分の時間がやって来る。
このウルトラマラソンの鉄則を忘れずにこれからも臨んでいこう。

 金華山でトレイルランニング

2018年4月30日月曜日、G.W.前半のイベントである地元・岐阜での高校時代の友人達とのBBQの前に、朝、地元・岐阜市のシンボル、金華山へ久し振りにトレイルランニングに出掛けた。
本当は帰省翌日の日曜日の朝に走ろうと思っていたものの、土曜日の朝から喉に違和感があり、翌日、熱っぽくて調子が悪かったので、ランを控えてこの日にした。

往路は、山頂の岐阜城へ向けての急峻な坂を直登する馬の背コース。
分かれ道の丸山から頂上まで約1kmと短いけれど岩を両手を使って登らないといけない程の健脚者向け。
メインの瞑想の小道は約2.5km程と長いけど、なだらかで家族や年配の方々向けのコースなので、トレッキングを楽しむ方々が多いだろうということで馬の瀬コースを選んだものの、なかなかのキツさだった。
だけど、登山者が少なくて坂道が苦手な自分にとって良い練習になった。
ただコースの途中で開けた場所が無く、良い景色が見られないのが残念だった。


登頂した後は、久し振りの岐阜城を間近で見て懐かしんで堪能。



登頂でひと休みした後は、こちらも初心者向けのコースのひとつである百曲がりコースを気持ち良く駆け降りた。
岐阜公園に併設されている岐阜市歴史博物館の裏に出て岐阜公園内を走っていると、公園前の家の入り口に何かを食べている柴犬を発見。
近付いてしゃがんで頭を撫でてあげると、2階からその姿を見守っていた飼い主の方からの「落ちているめざしを食べさせてあげて」という声が。
代わりにめざしを拾って食べさせてあげて「かわいいですねぇ」と飼い主に伝えると「大人しすぎで番犬にならずに困るよ」と笑いながら仰っていた。
確かに見知らぬ自分に対して、全く警戒心無く近づいてきて、吠えようともしない。
ちょっとおデブなこの柴犬。かわいい。かわいすぎる。この写真、何度見ても癒される。
昔、実家で犬を飼っていたので、犬が頭よりもあごの下を触られると喜ぶ事を知っているので、触ってあげると気持ち良さそうにしていた。



地元・岐阜市の久し振りのランはとても楽しかった。
結局、馴染み深い金華山のトレイルラン、そして金華山からの眺めよりも、あの犬の方がインパクトが強かったのが笑える。
また帰省するときは金華山に走りに来よう。
そして、またあの犬に会いに来よう。
金華山から戻った後は、高校時代の友人達と合流してBBQをして、その足で岐阜羽島駅に向かって帰阪。

 G.W.初日は早朝ランニング

2018年4月28日土曜日、G.W.初日。
前半の三連休は帰省するので、土曜日の朝に20kmランニングを敢行した。
コースは、いつも通りの大阪港中央突堤に向けての往復。
暑かったけど、心地好い風が吹いていて、特に中間地点の大阪港中央突堤は気持ち良かった。
誰もいなかったので、しばし寝転がってひなたぼっこ。最高の癒しだった。


大阪港中央突堤の直前にある大阪税関監視部の入り口には、色とりどりの花が植生された花壇があって綺麗だった。
5月目前で新緑と共に、綺麗な花々が咲き誇って眼福に与る景色が見られる季節がやってきた。もう春満開だ。


世間はG.W.突入で浮き足立っているのに、自分は特に楽しみがない。
ラソンの世界では、この大型連休に各地で超長距離レースが目白押し。
UTMF、川の道、萩往還、長崎橘海岸に出場予定のウルトラランナーは羨ましいなぁ。
去年は萩往還に出ていたのに、今年は最後の萩往還250kmにクリック合戦に敗れてエントリー出来なかった事が悔やまれてならない。
地元に帰省した際は金華山に登ろうかな。

 高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン:前日は正装、当日は仮装しての8年連続完走!

2018年4月22日日曜日、「第8回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」当日。
今年は、前日に結婚式が入ってしまって出場が危ぶまれたが、今年もこの日を実家で迎えられて良かった。
そして、もちろん、今年も仮装ランを敢行だ。
ハーフマラソンなんて真面目に走っても面白くない。
ハーフマラソンの記録なんて意味を成さないし、ガチで走るのは年に1回、1月の大阪ハーフマラソンだけで十分。
会場に到着すると、岐阜市は真夏のような暑さなので、周りに心配とバカにされることを覚悟で、今年も仮装ランを敢行する事にした。

何よりも感動したのは、今年も参戦の川内優輝選手の「招待を受けた以上は必ず走るというのが私の信念」という心意気。
直前に開催されたボストンマラソン優勝という快挙からの中5日での出場でかなりお疲れであろうに、よく来てくれた!

そして、朝9時5分にスタート!
本大会は、日本の女子マラソンで金メダリストを獲得したお二人、高橋尚子さんと野口みずきさんが、毎年、揃い踏み。
二人にはスタート前で見送ってもらい、途中やゴール手前ではお二人とハイタッチができる、我が地元ながら素晴らしい大会。数多くのマラソンに出場している自分が言うのだから間違いない。

岐阜市はこの日もピーカンの晴天でかなり暑かった。しかし、この大会、8回開催されているが、全て晴れでこんなカンジのコンディション。高橋尚子さんが晴れ女なんだなぁ。

この暑さは想定外で早々にバカな事をした思ったものの、沿道の岐阜市民の皆様からたくさんの応援と笑い、驚嘆を頂き、応援には全て応えて、地元・岐阜市の良さと人の温かさを今年も堪能しながら、毎年のお馴染みのコースを走る事が出来た。

都ホテルの前では高橋尚子さん、ゴール手前では野口みずきさんとハイタッチして8年連続でのゴール!



ランの方は、想定外の暑さでイマイチ力が出なかったけど、完走タイムは1時間52分と、涼しかった来年から1分半の遅れ、マジメに走ったタイムから12分遅いタイムで、上出来。
仮装と暑さで良い負荷になり、良い練習になった21km。そして、今年もたくさんの声援を受けられて楽しい21kmだった。

何よりも感動したのは、川内優輝選手の振る舞い。
ハーフマラソンのゴール後も、高橋尚子さん、野口みずきさんと一緒にゴール前でランナーを出迎え、最終ランナーと手を繋いでゴール。
自分は時間が無くて見ていないが、大会終了後もトークショーに急遽出演して、我々ファンを楽しませてくれた。
毎週のようにレースを走って、なおかつファンサービスも素晴らしい。
レースでは驚異の粘りで我々を感動させる走りを見せる。これが我々市民ランナーから大人気の所以だ。
来年、公務員を止めてプロ転向し、マラソン漬けの生活をして最後の飛躍を試みるそうだ。
来年プロ転向しても応援し続けます!そして、是非、東京オリンピックでも走って欲しい!



土曜日は正装して神戸・北野坂の結婚式に参列して主賓として祝辞を読み、日曜日は仮装して地元・岐阜市開催の高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンを8年連続完走というギャップがスゴい週末だった。また来年。

 神戸・北野坂での結婚式参列後に岐阜に移動

2018年4月21日土曜日、この日は大忙しの日だった。
まずは、神戸・北野坂で会社の同僚の結婚式に出席。
新郎からはまさかの主賓・祝辞を依頼され、無下に断る事も出来ず、大緊張のままでこの日を迎えた。
4月はこの日のことが頭に浮かんで、ずっとそわそわしていて、生きた心地がしなかった。
原稿を読みながらのスピーチだけは避けたいと思い、恥を忍んでひとりカラオケに行ってまで練習し、直前にも休憩の時間にトイレの個室に籠って練習したお陰もあって、無事、原稿を見ずに話す事が出来、笑いも取って好評で終えられる事が出来た。
ホッとひと安心したのも束の間、北野坂の会場からタクシーで新神戸駅に向かい、翌日の地元・岐阜で開催される「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」に出場するために、新幹線で岐阜に慌てて帰省した。
第1回大会から8年連続の出場になるし、馴染み深い地元の大会でもあるので、この大会をDNSにする事は出来なかったが故の強行日程。
ハーフマラソンでたった21kmだし、結婚式では気疲れしかしていないので、余裕だ。
ひと仕事を終えた開放感で、今年も仮装ランで完走だ。
しかし、土曜日は正装、日曜日は仮装とは、そのギャップがスゴくて笑える。

 奥出雲ウルトラおろち100km遠足:春の嵐の中に完走!

2018年4月14日土曜日朝5時、真っ暗の奥出雲町横田庁舎の前に約500名のウルトラランナーが集結。
島根県でのウルトラマラソン1本目、奥出雲ウルトラおろち100km遠足がスタート!

スタートして1時間もしないうちに空が明るみ始めた。
スタートから予想通りの田舎道。コース沿いに横断幕もあって我々ランナーを歓迎。早朝から家の前に出て応援をしてくれる住民の方々が多数。とても嬉しかった。


約10km地点の日刀保(財団法人日本美術刀剣保存協会)たたらエイド。
日本刀の制作には、すぐれた玉鋼(たまはがね)が原料として欠かすことが出来ないず、この玉鋼を作るには日本の伝統的技術の「たたら吹き」をする必要がある。この「たたら」の操業が行われている世界で唯一の操業所が近くにあるそうだ。 ただ、たたらの操業は、1月から2月にかけて空気の乾燥している時期に3回、通産9日間だけしか行われないそうだ。こういう日本の伝統文化は絶やさずに残してほしいものだ。と、願うだけは簡単なのだが・・・
そこでは、おぼろ豆腐をいただく。

峠の登り坂を走って登って農道を走り、20kmの道の駅・酒造奥出雲交流館に到着。甘酒を振る舞ってくれて、自然な甘みが美味しかった。


その後は、JR木次線に沿ってのラン。亀嵩駅では出雲そばを振る舞ってもらい、出雲三成駅を越えると、30km地点である大きな集落である仁多に到着。



仁多庁舎は60kmの部のスタート地点でもあり、100kmの部では25km走ってまたここに戻ってくる。
30km走って、ちょうど3時間。つまりキロ6分でここまで走れている。良いペースだ。


住民の方々が走って庁舎を出ていく我々を応援。頑張ります!何て平和な光景だ。

5km走って、出雲八代駅を越えた辺りにある奥出雲多根自然博物館の近くにある長者の湯の前でエイド。
このままお風呂に入りたい気持ちを抑えて、再スタート。
ここでは名物の仁多米とこの辺りで飼われている鶏が生んだ卵の卵かけごはん。


40kmのトウトウの滝という景勝地のエイドでは、奥出雲高原トマトのジュース。美味しい!


その後はビーナスエイドを経由して、約5kmの往復コース。
折り返しの48.4kmの阿井コミュニティセンターのエイドでは、名物の焼き鯖。
鯖は一番好きな魚ではあるのだけれど、走っている時、しかもまだ半分にしか至っていないところで食べられそうになかったので、写真に収めるだけ。

そして、55km地点の仁多庁舎に再び戻って来た。たくさんの住民の方々に大歓迎を受けて嬉しかった。
ここでは、猪肉のステーキ。
しかし、この大会はエイド毎でこの辺りの名物料理が食べられて嬉しかった。
全てのエイドで変わり映えのしない同じものしか出さない大会が多い中にこういったサービスは珍しく、大会側の配慮は嬉しい限り。
「次のエイドでは何があるかなぁ」と辛い中にささやかな楽しみが出来る。
リピーターが多い大会である事が頷けた。他の大会でも見習って欲しいものだ。
ウルトラマラソンではあまり固形物を食べない自分も、ここまででついつい食べ過ぎてしまった。

仁多庁舎内で長めの休憩を兼ねて着替えをして、後半戦スタート!
直後にこの大会のハイライトである景勝地鬼の舌震(したぶるい)」が近づいてきた。
まだまだ余裕があるので、だらだら続く長い登り坂も走って登って、「鬼の舌震」に到着。
ここは観光地で観光客もいるので、ランニング禁止。


舌震の”恋”吊橋という吊橋を渡る。吊橋の上からの景色が綺麗だった。


その後は、散策路をその名前の由来にもなっている奇岩群を見ながら早歩きで前に進んだ。



そして、「鬼の舌震」の歩行区間を越えて62kmのエイドに到着した頃には雨が酷くなってきた。しかも風も出てきた。
残り38kmは風雨の中での闘いが予想された。

雨に濡れて身体も冷えてきたが、こんなところで負けられない。
メンタルは大丈夫で、脚もまだまだ残っていたので、どんどん先に進む。
68kmの馬木エイドに到着した頃にはどしゃ降り。
エイドのテントの下で雨に濡れて椅子に腰かけてガタガタ震えているランナーがいたが、雨の中でのランでは止まったら負け。止まったところでウェアが乾くワケではなく、寒さによりどんどん体温が下がって低体温症に陥ってしまう。
なので、絶対に歩いてはいけない。走り続けていれば、身体が温まるので、雨の中でも寒さに勝てる。
そのことを長年のウルトラマラソンの経験で知っているので、絶対に歩かなかった。
70km手前では有名な棚田があったようだが、雨でその景色も台無し。

峠の登りを走って登った後、下りを一気に駆け下りたところでJR木次線八川駅のエイドに到着。
遂にこの大会の最大のハイライトでラスボスでもある「奥出雲おろちループ」に挑む時が来た!
闘いの前にエイドで、雨に濡れて冷えた身体をストーブと温かいジビエ団子スープで温めた。



ボランティアの方が用意してくれていたホットカルピスがかなり美味しくて、身体が温まった。

最後に挑むのは、73kmの八川駅から片道約10km続く登り坂。
ここはさすがに疲れが見えてきて走っていられずに、歩きも交えながら登った。
登っている最中、雨と風が吹き荒れ、春の嵐がピークだった。
顔を前に向けて登っていられない程、登っている最中に「自分はこんな島根県の田舎で雨風にさらされながら何をやっているんだろう」と笑えて来た。
まさに、ヤマタノオロチを退治するために雨風の中を向かうスサノオノミコトのような気持ちだった。
登っている坂道と川を挟んだ向こうにJR木次線が並走していたのだが、こちらに来たら是非見たかった、JR木次線を走る観光列車「奥出雲おろち号」が雨風の中に四苦八苦しながら登っている時に、ちょうど「奥出雲おろち号」が通過。
ちょっと遠いけど、まさかのタイミングで拝む事が出来て良かった。
一車両だけあるトロッコ列車から乗客が手を振って応援してくれていたので、それに応えて元気が出た。
さぞかし、稀有な目で我々変態ランナーを見ていたことだろう。

坂の途中にある延命水エイドに到着。
ここは舞茸の直販所だそうだ。仁多米の舞茸おにぎりとチキンラーメンで身体を温めて再スタート。冷えた身体なので、長居は禁物。

延命水エイドを出た直後、出雲坂根駅を通る。ここは、急峻な登り坂を登るために必要な全国でも珍しい三段式スイッチバックがある駅として有名だ。見たかったけど、今回はそんな余裕無し。

いよいよ、おろちループ。早くそのループを見てみたい!

とぐろを巻いたヤマタノオロチを思わせる日本一のループ橋であるおろちループに到着。
こんな大きなループは初めて見る。
そこを自分の足で走って登れるなんて、感動。




おろちループからは、山の中腹を走る木次線の車両が。あそこから見るおろちループも絶景なんだろう。


そして、遂におろちループを登り切り、折り返し地点の85kmの三井野原駅に到着。
片道約10kmに及ぶ登り坂だけど、斜度はそれ程ではないので、歩きも交えながら走って登り、無事制する事が出来た。

残り15kmは、登って来たおろちループに向かう坂道を駆け下りるだけ。
もう最後なので、登りで蓄えてきた体力と脚力を全部開放して、ハイペースで一気に駆け下りた。
この最後の下り坂が一番楽しくて気持ち良かった。
まさにウイニングラン。もう最高のひとときだった。


坂道の終わりである八川駅に戻って来た。
ここでボランティアの方から、「おろち退治完了」というステッカーを頂戴した。これは面白い。完走証と同等の戦利品だ。


最後は八川駅から1駅分を走って、スタート地点でもあった出雲横田駅前の横田庁舎前に戻って来た。

自分がゴールする前には雨が止んでくれた。横田駅前の地元の子供達も家の前で「おかえりなさい!」と出迎えてくれた。

そして、横田庁舎前で無事ゴール!

無事、雨風の中、100kmを完走出来てひと安心。カレーを食べて、冷えた身体を温めて一服。

完走タイムは、11時間53分09秒。完走メダルの形は、奥出雲町特産の雲州そろばんにちなんだものだそうだ。

この悪条件且つアップダウンが多いコースの中で、12時間以内の完走は上出来だ。
これまでに雨中ランは何度もあって百戦錬磨の自負があったが、台風が来たかのような張るの嵐による雨と風の中でのランは初体験。
そんな中でも、「2017年は台風で3大会が中止になる事態に陥ったが、どうやら2018年も天災を呼ぶ男は健在だ笑」と笑い飛ばし、「自然に負けるか!」の心意気で無事クリアできた。
自分がゴールした17時前には春の嵐は止んだものの、18時頃から更にその嵐が悪化し、宿泊先に戻った頃には外は暴風雨だった。
そして、今回、果たして後続のランナーの方々は大丈夫だったのか、とても心配になった。
55km地点の出雲三成駅前の仁多庁舎のレストステーションで荷物を受け取って着替え、携行補給食の補充もしようと思ったら、補充用の携行補給食をゴール地点に預ける荷物に間違えて預けてしまった事に気づき、危機一髪・・・と思ったが、スタート時に多めに持参していた事やこの大会のエイドの充実さに助けられて、全く影響が無かった。
この大会のエイドの充実さは素晴らしい。
さすが、ウルトラマラソンの第一人者である海宝道義さんの海宝ロードランニング主催の大会であり、ランナーの事が分かっているなぁと感心した。
土曜日は、斐乃上荘で温泉にゆっくり浸かって疲れを癒し、日曜日にゆっくり帰阪。
奥出雲町から松江駅に移動して、電車を待っている間に出雲そばを食べて、特急やくもで帰阪。
これで、島根県でのウルトラマラソン第1戦「奥出雲ウルトラおろち100km遠足」を予定通り完走する事が出来た。
島根県知事から「島根ウルトラの神」を授与されるために、第2戦の5月の「えびす・だいこく100kmウルトラマラソン」、第3戦の6月の「隠岐の島ウルトラマラソン」もこの調子で完走だ!


 奥出雲ウルトラおろち100km遠足:奥出雲町へ

2018年4月13日金曜日、待ちに待っていたこの日がやって来た。
島根県の山奥、奥出雲町で開催される「奥出雲ウルトラおろち100km遠足」に初出場するために、伊丹空港から出雲縁結び空港へ。
珍しく土曜日開催なので、金曜日は有給休暇をもらった。
初めて降り立つ空港、そしてこういう機会でも無いとまず行く事が一生無いであろう奥出雲町に行く事が出来るとあっては、朝からかなりテンションが上がっていた。
空港に到着すると島根県のお祭りとして有名な神楽が飾られていて、島根県に来た事を実感。



奥出雲町まで連れて行ってくれるツアーバスが来るまで時間があったので、空港内の飲食店でラーメンに、せっかく島根県に来たので、近くの宍道湖名物のしじみ汁を食べた。

空港からはバスに約1時間と少しかけて奥出雲町へ。
前日受付の会場である奥出雲町役場横田庁舎へ。
のどかな風景。いいなぁ、都会の喧騒を離れて、こういうのを求めていた。翌日はここがスタート地点になる。


ひと通り、前日受付を済ませた後は、宿まで向かう無料バスが来るのを待つ。
その間に、コンビニが無い事を見越して、庁舎の裏にあるコープで翌日の補給ゼリーなどを購入。
そして、バスで宿泊予定の「斐乃上温泉・斐乃上荘」へ。
人里離れた旅館で良い雰囲気だった。入り口には大阪では見ごろが過ぎてしまった桜が咲いていて綺麗だった。


自分の名前を入り口に掲げていてくれて、歓迎してくれた。

部屋はだだっ広い部屋で自分1人だけ。贅沢だ。
部屋に荷物を置いた後は、斐乃上温泉でひとっ風呂。アルカリ性が強くて肌がゆるゆるして気持ち良かった。美肌の湯として有名だそうだ。でも、美肌の湯といえば、岐阜の下呂温泉も負けていないけど。


再び前日受付の横田庁舎に戻って、前夜祭へ参加。

奥出雲町の名物の仁多米のおにぎりなどを食べ、島根県の安来の伝統民謡のどじょうすくい踊りを見物。

前夜祭の途中で抜け出して、会場近くのJR木次(きすき)線出雲横田駅を見物。
せっかくここまで来たので、こういうローカル駅を見たかった。出雲大社にも飾られている綱が飾られていて風情があって良い駅だった。
駅を散策していると、帰宅の路についていた地元の高校生達と通りすがって「こんにちは」と声を掛けてくれて驚いた。見ず知らずの県外の人間に対して挨拶をするなんて素晴らしい行い。
いったい、どういう素晴らしい教育を受けているのだろう。スゴイ。


前夜祭が終わって旅館に戻った後は豪華な夕食。前夜祭でも食べていたので、腹いっぱい。ウルトラマラソン当日の朝は全く食べないので、ちょうど良かった。

食堂では、島根県江津市江津駅から広島県三次市の三次駅までを繋いでいて、2018年3月31に廃線になったばかりの三江線の特集「ありがとう三江線」がやっていた。
三江線廃止の報道は何度聞いても悲しい。時代が流れても、ローカル線残してほしいものだ。


明日は途中のコースで木次線と並走するので、有名な特急「奥出雲おろち号」を見られるかな。

明日はこのお気に入りの緑色の参加記念Tシャツを着て、2018年の島根県でのウルトラマラソン第1戦「奥出雲ウルトラおろち100km遠足」を完走!
さすが海宝ロードランニング主催の大会のTシャツはデザインが良い。
メインスポンサーがDESCENTSE(デサント)だからか。
ウルトラマラソンの世界で有名な海宝道義さんの海宝ロードランニング主催の大会は、恐らく自分のウルトラマラソンの原点である「しまなみ海道ウルトラ100km遠足」以来。楽しみだ。


 MOROHA「革命」

4月7日土曜日はジムにて筋トレ&トレッドミルにてランニング、8日日曜日は翌日に朝イチで東京出張を控えていたので、大阪城公園&中之島公園ナイトランニング。
今週末は寒の戻りがやって来て、激寒。
これはみんな体調を崩すわ。自分は走っているから大丈夫だが。先週は自分のプロジェクトの東京本社メンバー7名のうち3名が同時にインフルエンザ感染になって驚いた。みんな、身体が弱いもんだ。
ジムの後は、先日行ったマッサージで頭がカチコチだと聞いたので、久し振りに会社近くにある頭皮マッサージ専門店でほぐしてもらい、その後、整体に行って、来週のウルトラマラソンの前の最後のメンテナンス。

2018年4月から深夜のテレビ東京枠で始まったドラマ「宮本から君へ」。
かつて、レンタル漫画で何気に借りて期待せずに読んでみたこのドラマの原作漫画。
真面目で実直でとにかく熱い宮本の奮闘記なのだが、内容がとにかくパンチが効いていて、衝撃を受けながら一気読みしたのを思い出した。
強烈なインパクトが頭の中に残って今でも忘れられない。
そんな自分の感想は自分だけではなく、漫画界では伝説の名作になっているのだが、それが遂に実写化。
楽しみに観たのだが、好きな役者の池松壮亮の演技が宮本の熱さをそのまま表現しており、素晴らしい出来だった。
主題歌のエレファントカシマシの「Easy Go」も良いし、特にエンディングテーマのメッセージ性の高い名曲、MOROHAの「革命」の選曲がピッタリ。
「革命」は、今までに聴いた事が無い詩吟のような曲にインパクトを感じ、またYouTubeの動画も秀逸で、とにかく初めて聴いて衝撃を受けた。
何でこんな素晴らしい曲が世間に知られていないのだろう。かなり意外。
前半の営業職の話から一転、後半、過激なシーンが原作で描かれているが、それを実写で描けるのか。
宮本と結ばれるものの、酷い目に遭う中野靖子は蒼井優が演じるのか。
原作はあんなに綺麗ではなかったけど、果たして・・・

 花見ランその3:淀川沿いの背割堤

2018年3月31日土曜日、全国のランナーが花見ランをしているだろうと思うくらいの桜満開と天候が揃った。
自分も例に違わず、朝から花見ランニング。
大阪城公園内も花見客でたくさん。


そこでも花見ランをした後は、大川沿いの毛馬桜ノ宮公園の桜を見ながら走り、淀川に出た後は延々と上流に向かって約20kmのランニング。




赤川鉄橋菅原城北大橋、豊里大橋、鳥飼大橋、鳥飼仁和寺大橋、淀川新橋、枚方大橋、そして最後の八幡市御幸橋
小春日和(小春日和とは秋から冬にかけての変わり目に春のような暖かい日の事を言うのでここで使うのは不適切)で暖かく、延々と続く堤防のコースも淀川の土手の上から景色を眺めながらのランは楽しかった。



淀川沿いにも桜はあるし、枚方を過ぎた後の満開の菜の花が咲き乱れる土手には感動。桜と同じくらい綺麗だった。菜の花ロードと勝手に命名



目的地である京都府八幡市の背割堤に到着した頃には37kmに到達。
大会でも無いのに走り過ぎた。

背割堤に向かう御幸橋の手前の対岸から眺める土手に連なる桜の風景は見事だった。
その絶景を対岸からのんびり眺めているときが一番癒された。



御幸橋から背割堤に向かう道路は観光客が多過ぎてウンザリだし、近づいてしまったら近くの大阪城公園の桜と同じなので早々に退散。


最近できた展望台にも登って来た。なるほど、ここからの展望はなかなかだ。


せっかく八幡市に来たので、京阪八幡市駅裏にある男山ケーブルに乗って、石清水八幡宮を参拝。




土曜日の朝に十分な桜を堪能出来て満足。素晴らしい土曜日の朝だった。