読書
最近、ビジネス本や自己啓発本を読むのを中断し、小説を読んでいる。 お盆明けくらいから以下の本達を読んだ。 が、どれもイマイチなものばかり。 宮部みゆきの「楽園」は、「模倣犯」が面白かったから期待して読んだけど、話の展開もダラダラしていてまった…
あぁ、読み終わってしまった。 森見登美彦の次男坊、『四畳半神話体系』。 この人の世界から離れたくなくなる、そんな中毒性のある作品だった。 一度読んだら最後、この人の世界に引き込まれるのもやぶさかではない。 最新作『夜は短し歩けよ乙女』に匹敵す…
こちら、森見登美彦の最新作、『【新釈】走れメロス他4篇』。 古典は好きではなく、名作と言われても敬遠しがちな自分だが、森見登美彦の作品ということで読んでみた。 古典の名作になぞらえた5つの短編であるが、なかでも「走れメロス」は、彼の独特な文体…
万条目学の2作目です。 デビュー作の『鴨川ホルモー』がかなり面白かったので、こちらも読んでみた。 今度の舞台は京都ではなく奈良になり、人のことばを話せる鹿が現れて・・・という前作同様に非現実的な話の展開。 普通ならここで敬遠してしまうのだが、…
出張でJR九州の特急によく乗ることがあって、また鉄ちゃんが多数出てくるドラマ「特急田中3号」を観ていたこともあって、より一層電車好きになりました。 どうやら巷でも『鉄ちゃん』、『鉄子』が増えているそう。 そこで、題名のような本を読んでみた。 か…
「夜は短し歩けよ乙女」が面白かったので、森見登美彦のデビュー作「太陽の塔」を読んだ。 この作品も失恋男が主人公で、この男も趣味・妄想というに等しく、妄想が激しい。 やっぱりモテなくて恋愛に対して不器用な男が主人公の話は、共感できるものがあっ…
今回読んだのは、巷で有名になってきている下記の2作品。鴨川ホルモー作者: 万城目学出版社/メーカー: 産業編集センター発売日: 2006/04/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 334回この商品を含むブログ (450件) を見る夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美…
2007年度はビジネス本や自己啓発本を読もうと決めてこれまで読んできたけど、小説はやっぱりいい。 面白いと、話の展開が気になって早く読みたくなるからだ。 それだけでなく、本の終盤まで読み進めると話が終わって欲しくないから、先を読みたくなくなるく…
最近映画化された「そのときは彼をよろしく」を読んだ。 「いま、会いにゆきます」の市川拓司の作品だ。 「いま会い」は死んだ人が生き返るとかファンタジー色が強くて苦手だったけど、この作品はそれも少なめでかなり面白かった。 3人の男女の過去と未来に…
出張weekだった先週、移動中に2冊の本を読んだ。 1冊目は、「一流の品格、三流どまりの品格」。 国家の品格以来、品格に関する本がたくさん出ていますが、そのひとつです。 いろんな物事に関して、一流と三流の品格が書かれています。 ものを与えることに関…
棋士・羽生善治の『決断力』を呼んだ。 どうやら将棋会の考え方は人生の考えたに通ずるものがあるらしい。 人間には、2通りある。 不利な状況を喜べる人間、喜べない人間。 ピンチに陥った時に奮い立つ人間と怯んでしまう人間。 人間はピンチに陥って追い詰…
人間は「承認人」である。 周囲から承認されることは、楽しさや嬉しさにつながるだけでなく、仕事への動機付けや何かを乗り越えようとする原動力になる。 入社して3年以内に辞めてしまうような「食い逃げ」をするような若者が多い昨今、社員の承認欲求をコン…
思いもよらぬことが起こって戸惑いましたが、先日読んだ「残業はするな、前業をせよ!」からもうひとつ。 それが冒頭のことば。 人間はお金を使うと『消費』と考えてしまうから、後悔したり、気にしたりして節約し始める。 『消費』ではなく、『投資』と考え…
同期の担当施設のヘルプの為、日帰りで東京出張した際、長い移動時間の中、『残業はするな、前業をせよ。』を読んだ。 つまり、「残業なんて効率の悪いことをするより、その分朝早く来て、同じ分だけ仕事せよ。」ということ。 確かに朝は誰もいないから集中…
時の人であった東国原宮崎県知事の著書を読んだ。 何故読んだかっていうと、この題名がブログの紹介コメントで書いているコメントとあまりにも似ていたから。 知事の母親が行ったことばだそう。 駆け抜けるだけでなく、一旦立ち止まって空をみあげてみようと…
最近、伊坂幸太郎の『死神の精度』を貸していたので、あの感動をもう一度ということで再読した。 やっぱりいい。 出張の際の移動中、眠いのに読んでしまった。 そんな中でも、前読んだ時も気に入っていたことばが、 幸せか不幸かなんて死ぬまで分からない。 …
別に今の会社を辞めたいという訳ではないけれど、『他社から引き抜かれる社員になれ』を読みました。 他社から引き抜かれるような「できる人」になる為には何が必要かが書かれています。 その中で一番気に入ったのは、「解決できない問題などない」というこ…
『鈍感力』を読みました。 「鈍い」ことは悪いこと、と思われがちだけれど、実はいいことなんだ、と言っています。 「鈍感」であることは、打たれ強くて、何があってもへこたれないということ。 つまり、精神が安定していて、朗らかに生きることができる。 …
『99.9%は仮説』を読みました。 世の中に、定説、常識、固定観念、先入観などない。 すべては仮説であり、すべてを疑って生きろ、と言っています。 確かに自分も含めて思い込みが激しい。 成功者は、みんなが定説だと思っているところを、仮説として疑うこ…
2冊の本を読みました。 1冊目は、ほんとうに自分の考え方と似ていて、共感が持てました。 特に共感が持てたのは、「『ない』というのは無限である。」という考え方。 『ある』というのは、有限で限定的である。 『ない』とうのは無限で条件に縛られない。 そ…
最近売れている、『あなたが年収1000万円稼げない理由。』を読みました。 結論から言えば、得意分野で差別化を目指し、オンリーワンとなれば必然的に年収は跳ね上がるそうです。 わかっちゃいるんだが、もう今更遅いよな、、、と後ろ向きなことを思ってしま…
長い出張の移動中、2冊の本を読み終えました。 話題の「千円札を拾うな」と「なぜ日本にはいい男がいないのか 21の理由」。 前者は、以前会社でこの人の本を薦められたことがある、株式会社ワイキューブの安田佳生の本。 書いている内容にあんまりピンとくる…
出張中、伊坂幸太郎の最新作、『フィッシュストーリー』を読了。 う〜ん、世界に入れなかった。。。 伊坂幸太郎の世界満載の作品で、何がいいたいのか、ほとんど理解できなかった。 『死神の精度』、『陽気なギャング〜』、『チルドレン』、『ラッシュライフ…
今週は出張で移動が多かったから、たくさんの本を読んだ。 購読している日経ビジネスアソシエより。 コップに水が半分入っていると、 オプティミスト(楽観主義者)は、コップに水が半分もある、と思うが、 ペシミスト(悲観主義者)は、コップに水が半分し…
昨年「国家の品格」を読んで感銘を覚え(その後、2006年の流行語大賞に)、最近ではドラマで「ハケンの品格」がはじまり、「〜の品格」が流行している昨今。 友人に薦められた、「男の品格」を読みました。 ワタクシ、本を読む時、いいことばや感動したシー…
昨年から村上龍の『半島を出よ』(上・下巻)を読んでおり、年を越してようやく読了しました。 時間がかかった。。。 何よりもこの作品、とても読みづらい! 文章に段落がほとんどない。 文章中の会話の部分に「」がない。 登場人物が無駄に多過ぎる。 人物…
2泊3日の出張中、ながいなが〜い移動時間に2冊の本を読みました。 1冊目は、「ナイチンゲールの沈黙」。 前作「チーム・バチスタの栄光」で有名となった、現職・医師という肩書きの著者が書いた作品です。 その前作が面白かったから、続編となるコチラも読ん…
そして、日本人には欧米人にはない「情緒」というものがある。 自然に対して感受性があり、茶道、華道、書道、俳句、短歌など日本特有の芸術・文学を生み出す。 儚さや自然の中で移ろいゆくものの中に美を感じ、「もののあはれ」という独特の感性を生み出し…
素晴らしい本を読みました。 読んでて共感と共に感銘を受けました。 まさに欧米かぶれの日本に一石を投じている作品です。 「おい、このままでいいのかよ、日本。」と。 欧米の勧める「論理性」と「合理性」よりも日本古来の「情緒」を、英語よりも国語を、…
東京から大阪に帰る新幹線の中で、midoちゃんに紹介してもらった、いしいしんじ「トリツカレ男」を読みました。 あるものにとりつかれてしまうと、とことんまでやり抜いてしまう男が、ある少女にとりつかれてしまった(つまり、恋してしまった)。 そしてと…